板倉町へドライブ

2010年2月20日(土)晴

このところ雪が舞うなど寒い日が続いていたので家の中にいても太陽が恋しかった。
嬉しいことにこの日は朝から久しぶりに晴れているので気持ちが良かった。
ただワンちゃんの餌やりで表に出た和さんによると、気温はいつものように低いらしい。
少し迷ったが金さんは幾日も表にでかけていないので無性にどこかへ出かけたくなった。
天気の良い日に出かけると気分も良いので「心のリハビリテーション」にもなるというのが金さんの持論だ。
急きょ金さん&和さんで相談して利根川を渡り板倉町方面にドライブしてくることに決まった。
ドライブして板倉町にあるという「雷電神社」に寄ってみるのも良いし、「うおとし」という川魚料理店で、
ウナギや板倉名物のナマズを食べるのも魅力がある。

車椅子で庭に出ると、水仙がいつの間にかふくらんでいる。
寒い日が続いていても植物はちゃんと季節を知っているのだ。
「花の春が近いんだなあ」としみじみ思った。


和さんが運転するわが家の自動車はトヨタのカローラフィールダーのウェルキャブ(福祉車両)で次の二つ特徴がある。
@助手席回転スライドシート(助手席が手動で回転し車外へスライドする。)
A手動車いす用収納装置(電動式)


和さんは昨年まで旅行やお出かけの時車いす用収納装置を使っていなかった。
しかし、昨年10月に腰椎の圧迫骨折をしてからは自分の年齢を自覚して必ず使うようになった。



金さんが介護保険のレンタルで使っているヤマハの電動車椅子は重量(バッテリー含まず) が27kgと重いのだが、まだ若さに自信があったのかも知れない。
和さんに訊くと、車いす用収納装置(電動式)を使うと確かに楽なのだが時間がかかるので使わなかったという。
しかし、今年2月からのお出かけ復帰からは必ず車いす用収納装置(電動式)を使っている。本人も楽だし、金さんも和さんの腰の心配が減る。
(※1 写真左はトヨタのカローラフィールダーのウェルキャブ(福祉車両) ただし、
わが家の車両のカラーはシルバー・メタリックである
(※2 写真右はレンタルしている車イス用電動ユニット「JWX-1」装着のヤマハの電動車椅子)


10時半過ぎ自動車に車椅子を積み込んでドライブに出発した。
先ず大利根町西側を南北に伸びる県道346号に出る。この道路は加須大利根工業団地の東端と豊野台テクノタウン工業団地の西端を通るのでトラックなどが多い。
その上家からすぐの県道との交差点に信号が付いていないので、時々事故が起きる危険な所でもある。

周辺に田園が広がる県道をゆっくり10分程走ると利根川に出る。利根川に架かる埼玉大橋を渡ると埼玉県北川辺町である。
埼玉大橋は埼玉県の大利根町と北川辺町の間に昭和47年(1972)に架けられたもので、この橋が完成するまで長年の間、大利根町と北川辺町の往来は渡し(渡船)に頼っていたという。

北川辺町は利根川と渡良瀬川の合流地点にあるので、たびかさなる洪水に見舞われながら水と格闘した歴史があったという。しかし、戦後の国の治水事業によって大きな水害とは無縁になったという。
なお、東京ドームの約700倍という広さの渡良瀬遊水地は北川辺町に隣接してしているので、埼玉大橋を渡ると近い。

川魚料理の店

この日は板倉町方面へのドライブなので麦倉川俣停車場線(群馬県道369号)に出て「うおとし」「雷電神社」方面に向かった。
しかし、思わぬ道路工事などにぶつかり到着が遅れた。
そこで、予定を変更して先に「うおとし」でお昼を済ませることにした。
インターネットで調べておいた「うおとし」の電話番号でナビをセットして目的地に向かった。
到着すると旧店舗で新しいお店の場所の張り紙がしてあった。
掲示されていた地図を見て向かった先に新しくて広い「うおとし」があった。
創業が明治30年で、百年にわたり群馬県板倉町で川魚料理店を続けているという店は金さん&和さんが食べている間に広い駐車場にいっぱい停まっていた。(左の写真をクリック)
ここには座敷の部屋もあるので、新年会や忘年会の他法事などにも使われているようだ。
2010年1月で新店舗へ移転して2年目をむかえたという新しい店内は車椅子でも入れるようにバリアフリーになっていた。そして禁煙席に案内してくれた。ただ、この新しいお店には車椅子で入れるトイレが整備されていなかった。せっかく広い敷地に新店舗を建てたのに、バリアフリーのトイレが実現していなかったのは、画竜点睛を欠くようで金さんには残念でならない。でも、また行きたい店である。

「うおとし」では、金さん&和さん共に、『板倉』の代名詞ともわれる、なまずの天ぷら(473円)と、上うな重(きもすい付1785円)を食べた。いつもいく騎西町の「うなぎ荒川」に比べてあっさりした味の感じがした。
久しぶりに食べたなまずの天ぷらは美味しかった。

このところ金さん&和さんは普段小食になっているので、この日少し食べ過ぎたのかも知れない。夕飯は食べられなかった。(笑い)

※写真左なまずの天ぷら
※写真右上うな重(きもすい付)



※「うおとし
 http://www.geocities.jp/itakurauotoshi/index.html
  群馬県邑楽郡板倉町大字板倉903
  0276-82-0054



「雷電神社」に寄る

お昼を食べた後で板倉町役場から近い「雷電神社」に寄って見ることにした。
ここは関東地方に数多い「雷電さま」の総本宮だという。
その昔、金さん&和さんの家がある大利根町界隈の農家では、日照り続きで収穫が見込めない時などに、板倉の「雷電神社」に雨乞いに行ったそうである。
昔から有名な「雷電神社」と聞いていたので驚いた。週末にもかかわらず、想像していたよりも遙かに人が少ないのだ。
観光地にある神社や寺などは別にして、いま地方の神社などはどこもすたれているようである。
こんなところにも少子高齢化などの影響が及んでいることを感じさびしくなった。
ここに参拝した人が寄るという店では、なまずの天ぷらが食べられるが、金さん&和さんは昼に食べてきたので近寄らなかった。

     
 群馬県指定重要文化財の社殿  説明書き  なまずの天ぷらが¥300で食べられる


雷電神社
 http://www.raiden.or.jp/
  群馬県邑楽郡板倉町板倉2334
  雷電神社社務所 電話/0276-82-0007



雷電神社から、板倉ゴルフ場の横を走る国道354号を少し走り、往路同じく北川辺町から埼玉大橋お渡って帰宅した。
板倉町には、また桜の咲く頃にで出かけてみたいと思う。


     
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