1999年 6月
13日(日)14日(月)の一泊二日で信州の鹿教湯温泉に行って来ました。
2月程前にこの「車椅子の視線から・・・脳出血から2度生還して・・・」のHPの
「リンクの部屋」「リンクのページ」「まちへでよう / 旅にでよう」のページで
「かんぽの宿・鹿教湯」を妻が見つけて予約してあったものです。
梅雨だというのに良く晴れて夏のようです。
急ぐ旅でもないので9時半過ぎに妻の運転でのんびりと出発しました。
今、うちの車はホンダのオデェッセイです。遠くへドライブするには座席が高いので視界が楽ですね。
花園インターから関越自動車道に入り、藤岡で長野自動車道に分岐します。
昔、碓氷峠を車で超えるのはカーブとトンネルが多くて大変でしたが、新しい高速道路は実に快適です。
妙義山の奇景を見ながらなだらかな登り道で、トンネルも6つと少なくなりました。
ただ、トンネルが一部でまだ対面交通になっているのは不安ですね。
行きにこの対面交通のトンネルで故障車がいて渋滞がはじまるところに出くわしました。
幸い対向車が無かったので前の車にならって対向車線へ少し出て追い抜きましたが、
交通量が多いと大変だと思いました。
東部湯ノ丸ICで長野自動車道を降りて鹿教湯温泉に向かいました。
千曲川を渡り松本へ抜ける街道ですが、車が比較的少なくのんびりとした道です。
予定より早く二時頃「かんぽの宿・鹿教湯」に到着しました。
手続きを済ませて三時までロビーで待つことにし、テーブルを見ると“つりがねそう”でしょうか?
この辺に咲いているのかも知れません。花瓶に静かに咲いています。
(翌朝、花が“すぐり”にかわっていました。)
部屋は三階でエレベーターで行きます。洋室で洗面所(トイレ)と浴室が車椅子のまま入れる
ようになっています。
妻は二階の大浴場にいきましたが、部屋のフロも入りやすくてなかなか
良かったです。
夕食は二階の食堂です。
みな美味しかったですが、鮎(あゆ)、蕗(ふき)、
牛肉のミニステーキ、刺身が地酒の生酒に良くあいました。
私は一杯しか貰えなかったのが残念でしたね。
翌日宿を9時半頃でて、鹿教湯温泉病院に寄ってみました。
工事中で駐車場が遠いので大変でした。
病院は古い病棟に増築した名残でしょうか?
段差に車椅子でも渡れるようなスロープが付いています。
リハビリテーションをやる利用者でどの訓練室をのぞいてみてもいっぱいでした。
PT(理学療法士)、OT(作業療法士)の訓練待ちをする人も多く、小さな温泉郷の人口の大半が
病院に集まっているような錯覚を覚えました。
(工事中の鹿教湯温泉病院前で)
帰路、横川のSAに寄りました。
障害者用の自動車が一台駐車できる駐車場がありましたが、先客が既に駐車していました。
この障害者用の駐車場は一台ではやや広く、二台では狭すぎる中途半端なスペースです。
車椅子の場合ここのスロープを使わなければトイレにも、食堂にもいけないので、ぜひ二台以上の
スペースを取るように改修してほしいです。
今度の旅行でもSAの食堂などで車椅子連れの人を何回も見かけました
高速道路ができて障害者の移動が随分便利になりました。SAに障害者用のトイレが必ずあるのが
その理由の一つです。障害者も健常者と同じように旅行したいのです。
施設整備の際、障害者のためのちょっとした工夫を是非お願いしたいと思います。