雨の日は雨を楽しみ・・・
7月13,14の両日日光霧降高原にドライブ旅行に行ってきた。
梅雨なので雨は覚悟していたが、東北自動車道から日光宇都宮道路へ入ると案の定雨脚が強くなってきた。
これでは大笹牧場や霧降高原でのニッコウキスゲの写真を撮るのは無理かも知れない。
霧降高原の別荘地の坂道を上って行くと、左手に最初の目的地のステーキハウス「グルマンズ和牛」 があった。このお店は一回目の脳出血の後、雑誌を見て一度行ったことがある。美味しいハンバーグとステーキが人気で予約が必要だった。今回は梅雨時の旅行なので、せっかく霧降高原に行きながら雨や霧でニッコウキスゲも見られない時のために、美味しいステーキを食べた思い出を残そうと保険をかけたのである。
二日前に和さんが電話すると午前11時15分と午後2時なら席が取れるという。相談して午前11時15分に予約していた。

※ ステーキハウス「グルマンズ和牛」 TEL 0288(53)3232
お店のドアを開けると感じの良いウェイテングがあった。既に何組か待っている。女性の店員が「いらっしゃいませ」とメニューを和さんに見せて言う。ここのメニューはハンバーグとステーキのみである。予約時にハンバーグの当日分は既に品切れであった。ステーキは3000円から25000円まであり6000円の所に“本日のおすすめ”と書いてある。おすすめなら間違いないだろうと“本日のおすすめ”を注文した。ウェイテングでしばらく待つと「金子様お席にご案内します。」と女性が来て言い、ドアを開けると白い調理服を着た男性がいて部屋まで案内してくれた。
部屋は個室で、日光杉で統一したという内装も落ち着いいる。
6,7人は入れそうな部屋にゆったりと3人である。

グラスワイン、前菜、スープと運ばれてくる。そして鉄板にのったステーキのヒレがでた。ここでは、コースの指定だけお客さんがすると、焼き方などすべてお店にお任せである。3人を見ると和さんと金さんはヒレで息子はサーロインである。どうも女性はヒレ、男性にはサーロインを出すらしい。
金さんには食べやすいようにヒレを切って出してくれた。
「お父さんのは食べやすいようにこちらで切ってきましょうか」と事前に聞かれていたからだ。
ステーキはやわらかく予想通り本当に美味しい。
終わると同じ鉄板にガーリックライスをじゅうじゅうのせて出してくれた。
これも美味しいので、全部平らげた。デザートはシャーベットだった。
最後に別室に案内されてコーヒーが出た。

別室は車椅子が入るには入り口が狭いので、持参したロスフトランドクラッチを使い和さんに片手を引いてもらって中に入った。

前菜からサラダ、ステーキ、デザートにいたるまで美味しかったので、旅行が雨でも満足である。
グルマンズ和牛」で食事が済んでから別荘地の道を下って霧降高原有料道路の入り口に戻った。次の目的地は有料道路の途中にあるメルモンテ日光霧降(郵便貯金総合保養施設)である。ホームページを見て和さんがここのバリアフリーの部屋を予約してあった。
かんぽの宿よりは値段が高いが、新しいので一度利用してみたいと思っていたらしい。
霧降高原有料道路を大笹牧場方面に少し上っていくと右手の霧の中に案内の看板が見える。
午後2時より前に付いたが部屋が使えるという。
雨で出かけられないので部屋でくつろぐことにした。

バリアフリーの部屋は広い。
エキストラベッドを入れて3人泊まれるように用意ができていた。
広いので家族3人でゆっくり泊まれた。
ベッドに横になってテレビを開店させて見る。


※参考:料金¥ 13,500(一人税別)

お茶をIHヒーターで沸かしてくれた。
ガスコンロのように火を使わないので安全である。
バリアフリーの部屋に付いている風呂は、手すり、浴槽の出入りに腰掛けスペースが付いているので利用しやすい。
浴室も新しいので気持ちが良い。
金さんはへやの風呂に入ったが
和さんは展望風呂に3回も入ったという。
雨と霧で外の展望は残念ながら見えなかったらしいが
風呂は良かったといっていた。
洗面にも手すりが付いている。
車椅子でも利用できる。
トイレも手すりの位置も良い。
食事は和・洋・中が用意されている。
バイキングなので食べたいものをいろいろな組み合わせで利用できる。
朝食には、トマトジュ−ス、オレンジジュースなどのジュース類と
牛乳が出ていた。
コーヒーもあった。
朝、食事の時林から庭に小鳥が飛んできて遊んでいた。
ポストのあるところが郵便貯金総合保養施設らしい。
売店
3Fに宿泊した。
傾斜地にあるのでフロントも3Fにある。
部屋のベランダから林を見る。
部屋のベランダから林を見る。
7月14日(月)も朝から雨が降っていた。
ニッコウキスゲも大笹牧場も無理のようだ。
9時過ぎに精算してまっすぐ家に帰ろうと宿泊棟の玄関近くで息子が駐車場から車を出してくるのを待っていると支配人が話しかけてきた。
「今日は午後から天気が回復するようなのでキスゲ平へのリフト辺りまで行ってみてはどうですか」と言った。昔、大笹牧場への途中にある六方沢橋で凄い濃霧を経験して懲りているので、リフトの乗り場まで行って様子をみることにした。
リフトの乗り場にある駐車場にも霧が結構あり駐車場の端が見えない。
リフト乗り場

結局、大笹牧場はあきらめて、帰ることにした。
「日光は家からそう遠くないので、また天気の良い日に繰ればいい。」と
話し合った。
霧降高原の別荘地の入り口近くまでおりてくると、霧はないが小雨である。
日光駅の側にある大笹牧場の売店で、牛乳、ヨーグルトなど土産を買って家路についた。

梅雨の霧降高原へのドライブ旅行は、「グルマンズ和牛」とメルモンテ日光霧降 それに雨を楽しむ旅行だった。