2004年暮れの浅草とパステル画展へ

12月21日火曜日 晴れ


金さん&和さんで浅草松屋までパステル画展「Pastel Dream」を見にいってきました。
長女にパステル画展の案内状をもらってそのつもりでいたのですが、
急に和さんの耳鼻科通いがあったので「今年は無理かな?」と半ばあきらめていたのです。
それが心変わりしたのは12月20日になって、そのパステル画展に金さんのネットの友人
MEMEさん(佐藤智さん)も作品を出品されていることを知ったからです。
パステル画展の最終日だったのですが幸い和さんの耳鼻科通いも終わっていたので、
21日の火曜日お天気だったら行ってみようと和さんと相談していました。

そんなわけで今年は自動車でなく電車で浅草まで行くことにしました。
栗橋駅から東武線に乗るのは金さんが車椅子の生活になってから初めてです。
浅草まで往復2枚切符を買うと、駅員さんが
「時間になったら簡易スロープを持ってホームに行きますよ」
と親切に言ってくれました。
金さん&和さんがエレベーターでホームに下りて見ると
良く晴れているのですがホームでは北風の冷たさが身にしみます。
電車が入る少し前に、駅員さんが簡易スロープを持って現れました。
簡易スロープで電車に乗るとき
「浅草駅に連絡しておきますよ」と
金さん&和さんに声をかけてくれました。

交通バリアフリー法が2000(平成12)年に施行されてから、
車椅子での外出がだいぶ楽になりました。
それは駅の施設のエレベーター、エスカレーターなどの工事が進み施設のバリアフリー化が
進んだのと関係があります。でも、それだけではありません。
施設のバリアフリー化と同時に駅員さんの心のバリアフリーも進んでいると感じるのは
金さんだけでしょうか?
平日の昼間です。
東武線の電車が比較的空いていたので、和さんに手伝ってもらい座席に座りました。
車椅子で揺られて行くより座席に座る方が疲れないのです。

浅草駅に着くと、栗橋駅から連絡がいったのでしょう。
簡易スロープを持った駅員さんが待っていました。
改札口を出るときに「車椅子で松屋に行きたいのですが・・・?」と聞くと
「ここはエレベーターがないのでエスカレーターで一階に下りてから行くのが便利です。
 エスカレーターに駅員が付いて下りるので、奥さんは一階に下りて待っていてください 。」
と言って駅員さんが二人車椅子の前後に乗って降ろしてくれました。

そういえば、最近どこかの駅で車椅子に乗った人がエスカレーターから転落して大怪我をした
というニュースを聞いたことがあります。
障害者の事故を防ぐために駅での対応も変わってきているのかも知れません。

浅草松屋三階ギャラリーで「Pastel Dream」はやっていました。
長女のパステル画の先生のふまさんの作品、ネットの友人の佐藤智さんの作品、
そのほか大勢の方の見事な作品と一緒に長女の作品も飾ってありました。
「だいぶ腕を上げたね」と和さんにいうとうなずいていました。
ちょっとさびしかったのは平日のためか年の瀬だというのに、浅草松屋に客が少ないことでした。
せっかくの展覧会ですから大勢見てくれるといいな!と思いました。

 パステル画展を見た後で昼食を済ませ、
 折角浅草に来たのだから浅草寺のお参りと
 仲見世に寄ってネットの友人の照美さんに
 会ってから帰ることにしました。

 仲見世はいつものように混み合っていました。
 照美さんは仲見世「マサモト」の若女将です。
 浅草寺に近い仲見世に「マサモト」があり、
 のぞくと運良く
 てるみさんの和服姿が見えました。
 お店の中でしばらく話しをしている間にも
 お客さんが寄っていきます。

 「マサモト」でてるみさんと


浅草寺でお参りをしてから、また東武線で浅草駅から栗橋駅に帰りました。
栗橋駅でも、簡易スロープを持った駅員さんが待っていました。
往路と同じように浅草駅から連絡がいったのでしょう。

そんなに疲れることもなく、2004年の東武線での浅草旅行が無事終わりました。
お世話になった東武線の栗橋駅、浅草駅の皆さん、仲見世「マサモト」のてるみさん
お世話になりありがとうございました。

照美の個展:http://www3.cnet-ta.ne.jp/r/riki00/