2005年りんご狩り−信州
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11月25日(金曜日)曇時々晴

この所毎年のように信州へ里帰りしている。
特に、昨年甥の敬くんが金さんの郷里にログハウスを建ててから帰郷する回数が増えた。
帰郷するとき金さん&和さんはいつも自動車を使う。金さんが車椅子の生活なので、 「時と目的地と経路を選ばず、いつでも、どこへでも、好きなルートを通って行ける」という自由さと、戸口から戸口まで運んでくれるので、一緒に旅行する和さんも楽だと言う。また、車椅子の生活になってから、トイレの利用回数も増えているので、高速道路ならPAやSAがいざという時に利用できて楽だと言っている。もう一つ、金さんの子供の頃と交通事情が代わり、長野駅から故郷の信州新町までのバスの便が少なくなったのも自動車を使う理由の一つにあげられる。

埼玉の家から信州へのドライブで楽しみの一つが浅間山である。浅間山が見えるのと見えないのとでは気分が違う。今回は雲が多かったけれど、珍しく山頂まで見えたので嬉しかった。

群馬から長野へ 浅間 故郷の秋@ 故郷の秋A
故郷の秋B 故郷の秋C 故郷の秋D 甥のログハウス

故郷の秋Cの画像は、ログハウスの北の方角を見た風景である。
「全山燃えるような」とは、こういう状態をいうのだと思う。

信州にも柿が木にたくさん残っていた。こちらでも柿を取る人手も少ないし、柿を食べる人も少ないのだろう。最近の子供は、店頭に並ぶお菓子は食べるが自然食品である秋の果実である柿はそれほど食べないのかも知れない。近年子供の生活習慣病予備軍が増える傾向にあるというが、これは子供より親の食生活に問題があるように思える。
おやつにテレビで宣伝されている食品メーカーで作られる菓子だけをを与え、四季折々に自然の中でとれる果物を与えない親が多いという。これでは食事さえも作らないでコンビニ食を子供に食べさせるような親が増えるのではないかと心配である。

金さんの住んでいる埼玉県でも、柿は、木になったままで熟して落ちるかカラスなど鳥のエサになっているものが増えている。柿はビタミンCなど栄養価の高い自然食品であるのに残念なことである。
金さんの家の柿も今年は豊作で実がたくさんなりすぎて食べきれない。その上、隣家のばあちゃんが「家には食べる人がいないから」と時々種類の違う甘柿を持ってきてくれる。柿好きの金さんには嬉しい秋の恵みである。

熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から