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11月27日(日曜日) 曇時々晴

雨の予報が出ていたが、朝少し薄日がさした。
「今日は早いうちに埼玉の家に帰ろう」と和さんと二人10時前にログハウスを出発した。
信州新町の土産にリンゴとヤーコンをもらっていたので、息子の土産にジンギスカンをJAで買い、おやきは信州新町の道の駅の近くに「信更いっぽ」ののぼりが出ていたので犀川を渡って寄ってみた。16年に開店したばかりの地域のおばさん達のおやき屋さんだそうである。蒸しあがるまで10分ほど待って、ニラキャベツ、あんこ、野菜ミックス、切干し大根、野沢菜、かぼちゃ、なすなどのおやきを買った。

「信更いっぽ」のある長野市信更町三水は、昔、信更村だったが1966年に長野市に合併、長野市信更町三水になっていた。
そして、2005年1月1日に、豊野町・戸隠村・鬼無里村・大岡村が長野市に合併して、新「長野市」が誕生しているという。
19歳まで住んでいた長野県がその後大きく変わっている。「市町村の合併の特例に関する法律(昭和40・3・29・法律6号)」が、その後の地方自治にどのように貢献しているか?あるいは悪影響を与えているか?財政的な国の縛りとともに、地方に暮らしている人たちの自由な考えさえ拘束していることを思うと、故郷に帰るたびに複雑な思いになる。
埼玉の家に戻ると犬が一斉に吠えだした。しかし尻尾を振っている。
和さんが「荷物を下ろしたら散歩に連れていってくるわ」と言った。


熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から