2004年8月24日は志賀高原に入り口にある湯田中温泉に泊まりました。 バリアフリーの宿が自慢の家庭的な旅館でした。 |
ログハウスに一泊した翌日湯田中温泉に向かう。 国道19号線で長野市に出て、県庁前を右折豊野でりんご、 ネクタリン、プルーンなどを買うことにした。昔道路の両側に 並んでいた果物の売店が激減している。 その代わりだろうか?豊野の農産物センター(アグリながぬ ま)が右側(東側)にできていた。そこでは果物の他に取れ たての野菜も生産者の名前をつけて売っていた。 広い食堂では信州のお蕎麦を中心にしたメニューが並んで いるので、ここで昼食をとることにする。 嬉しかったのは清潔な障害者用トイレがあったことである。 信州新町の道の駅にも障害者用トイレがあることはあった がこことは比べものにならない。 観光を郷土のウリに掲げるからには、先ず誰もが使うトイレ を新しい清潔なモノにすることからはじめて欲しい。 |
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湯田中温泉に近づくと道路の脇に花壇が見えた。 | |
雲は多かったが晴れていた志賀高原が、30分もしないうち にざんざんぶりなった。本当に山の天気は変わりやすい。 志賀高原のドライブをしてから宿に入る予定を変更して直行 しようということになった。 |
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バリアフリーの宿「旅館はくら」 まだ3時には間があったが、予約していた「旅館はくら」に 和さんが電話で確かめると、「今日の予約は一組だけなの でどうぞおいで下さい」という。「旅館はくら」はインターネット で探した宿である。客室が10室で満室でも40人しか泊まれ ない。 この旅館は「身体の不自由な方にもやさしいバリアフリーの 宿」が宣伝になっている。 部屋に通されるとベッドが2つ、その先に8畳の和室がつい ている。部屋のトイレもバリアフリーになっていた。 |
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和さんがお茶を入れてくれる。 少し休んでから温泉を楽しむことにする。 和室部分にテレビが置いてあるので息子が和室を使い、 金さん&和さんがベッドを使ううことにする。 |
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金さんが温泉地に旅行しても浴室がバリアフリーでない場合 部屋の狭い浴室で我慢するか、入らないで帰ることもある。 この旅館は部屋毎に浴室は付いていないが、一階にある 浴室が男女の分かれていて、どちらも家族風呂のように貸し 切りで使える。 泊まった日の利用客が我々だけだったので、「いつでも好き な時間に男湯に入ってくださいという」 和さんに手を引かれ 右手は手すりにつかまって、久しぶりでゆっくり湯船に入るこ とができ満足している。 |
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浴室の前に準備されているイス、 金さんは右側のイスを使ったが、手すりで入れない人は 吊り下げて入るのをお手伝いしてくれるという。 そういえば、旅館のフロントの前に写真が架けられていた。 若女将が障害者のバリアフリーの旅館としての功績を表彰 されている写真だった。 |
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料理も美味しかった。 信州の馬刺しと牛肉、お刺身などの他に茄子など 自家農園 で採れた有機栽培の野菜の天ぷらやみそ汁が出る。 茄子の天ぷらも美味しかった。 量も食べきれないくらいだったが、三人ともペロリと平らげた。 |
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食事をした部屋の床の間にに懐かしい「信濃の国」の掛け軸が 飾ってあった。 「信州新町の久米路橋もあそこに載っているよ」と 和さんに教えてやった。 旅館は家庭的な雰囲気の旅館だった。 若女将の志乃さんは、この仕事が好きでお父さんの跡継ぎ になったという。声も大きく客扱いも実に感じが良かった。 湯田中には大きい旅館やホテルが多い中でこういう障害者に やさしいバリアフリーの宿があるのは嬉しい。 旅館はくらはバリアフリーの温泉宿としての功績が認められ 長野県知事から表彰されている。 |
25日は翌日の息子の勤務を考えて上信越自動車道と関越自動車道っを使って真っ直ぐ帰った。 いろいろ批判が多い中で高速道路とサービスエリアなどは障害者には無くてはならないものになっている。 ただ、障害者の駐車スペースが狭いなど施設が使いにくかったり、改善して欲しい点も多い。道路公団は障 害のある人がより使いやすい道路造りとサービス向上に努めて欲しい。 |