(2)海野宿
10月4日金さん&和さんが帰る日です。 金さん&和さんとも、旅行の雑誌などで見て大内宿や妻籠(つまご)宿は、知っていました。しかし、海野(うんの)宿のことはよく知りませんでした。それが昨年、金さんの同級生が家に遊びに来たときに宿場町のことが話題になり、「海野宿はいいよ」という女性がいたのです。夫婦でのんびり見学できたのだそうです。 それ以来、金さん&和さんも、「今度長野に帰ったときに寄って見よう」と決めていました。 今度も、「天気が良かったら帰りに海野宿を見て帰ろう」と相談していたので、帰りに海野宿に寄ることがすんなり決まりました。 上信越自動車道の東部湯の丸サービスエリア(SA)で、海野宿までの簡単な地図をもらっていたので、インターから10分くらいで着きました。 市営の「海野宿駐車場」は駐車料金が普通車で300円です。いよいよ出発です。和さんが車椅子を押してくれました。 白鳥神社の大ケヤキの見えるところに、トイレがあったので寄りました。(観光客が使えるトイレはここだけなので寄っておいた方がいいでしょう) 海野宿は道の中央(やや南西側)を用水が流れ、その両側に格子戸のはまった美しい家並みが並んでいます。江戸時代の宿場の建物と明治以降の養蚕造りの建物がよく調和していました。 江戸時代、海野宿は佐渡の金の運搬、罪人、大名行列の参勤交代、善光寺の参詣客などで、大変な賑わいだったそうです。妻籠(つまご).宿などと違い、今ここに宿泊できるところはありません。それが逆に隠れた穴場になっているのかも知れませんね。 ※ 上の画像は街道の入り口にある火の見櫓(やぐら) |
大事なことを書いておかなくてはなりません。 東御市の町並みの道路を自動車で走ってきて駐車場に止め、車椅子で海野宿をぶらついていると、何故か落ち着くのを覚えます。何故か考えてみると、ここの北国街道の町並みには電柱と電線が見あたらないのです。 今の日本には、町も村もどうしてこう電柱と電線が多いのでしょう。電柱と電線は景観を台無しにするだけでなく、電柱は歩行者や自転車の通行の妨げになります。金さんのように車椅子生活の人は電柱があるために危なくて通行できないところもあります。 人間の生活に電気は大事ですが、景観を台無しにする電柱と電線は地下に埋めるとか、改革する時期に来ているのではないでしょうか? |
今回のドライブ旅行は金さん&和さんとも久しぶりにゆっくりできた旅行でした。 何十年ぶりに大岡の田圃も見てきました。「こんなに良いところがあるのに教えてくれないんだから!」と和さんが笑っていました。埼玉の家に戻ってお土産に頂いたおやきなどを美味しくいただきました。 家に帰ると「やっぱり家が良いね!」と、いつも二人とも思うのですが、それはそれ、これからも、金さん&和さんでいろんなところへ旅行したいと思います。 |
熟年夫婦の田園生活 | 車椅子の視線から |