原田泰治美術館



原田泰治美術館で


       2006年5月23日 晴

         
         諏訪湖畔に諏訪市出身の画家でデザイナーの諏訪市原田泰治美術館がある。
        5月22日(月)に諏訪のかんぽの宿に一泊し、23日9時の開館と同時に原田泰治美術館へ行った。

ここは「人に優しい美術館」として知られ駐車場には障害者用の駐車スペースが4台分あった。
入り口までスロープで、館内は段差のないフロアーになっていたので、車椅子の金さんには移動しやすい。 館内に入ったところに、原田泰治氏がデザインしたというおしゃれな車いすが4台置かれて来館者に貸し出しされていた。
展示場の作品は、金さんのように車椅子で絵を見る人などに見やすいように、作品の展示がやや低いのも嬉しいことである。
一階と二階の移動には、車椅子の人も利用できるエレベーターが設置されていたし、障害者用(車椅子利用)のトイレは、一階と二階にあったので、どちらも利用してみた感想は、広くて使いやすいのは一階の障害者用(車椅子利用)のトイレだった。

また、目の不自由な人への配慮として、点字の案内書などが用意してあった。
原田泰治氏は、一歳の時小児麻痺にかかり両足が不自由になったが、武蔵野美術大学に進学し、商業デザイン科を卒業、グラフィックデザイナーとして活動する合間に、少年時代を過ごした伊賀良村の思い出をテーマに、絵を描き始めたという。
後に、朝日新聞の日曜版に「原田泰治の世界」を連載した事でも知られる。

美術館の常設展「原田泰治の世界」では、大作「ふるさとの思い出」や、新作「麦秋の頃」など、全国に取材して制作した、「日本のふるさと、美しい日本のこころ」が表現されている作品が多数展示されていた。
金さん&和さんが訪れたのが、午前の早い時間帯だったので、見学者も、まだそれほど多くなくゆっくりと見学できた。
美術館の観覧料は大人800円のところ車椅子の金さんと付き添いの和さんは半額の400円だった。

展示作品を見た後で、諏訪湖が一望できる2階のティールームに寄った。 コーヒーとケーキを注文したが、ほかに、紅茶、諏訪特産のかりんを使った かりんティーなどがメニューにあった。
サンドウィッチなどの軽食もご用意されており、障害者用の食器なども用意されていた。

美術館の裏は諏訪湖に通じていたので行ってみると、湖面上空に舞うトンビだろうか?素早いスピードで諏訪湖に下りて魚を両足でつかんで舞い上がるのが見れた。



         午後は、松本に出て北アルプスの上高地に向かう国道158号線を走り安房トンネルを抜けて奥飛騨温泉だ!

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