○ 出発 3月 9日(金) 九時に旭九十九里温泉を出発してあずささんと待ち合わせした場所(旧銚子有料道路)へ向かいました。銚子は風の強い所と聞いていましたが、「風の力」で風車をまわしその回転運動で電気を起こす『風力発電』の風車が幾つも見えています。 夏の賑わう季節でないからでしょうか?旧銚子有料道路の自動車の通行量が案外少ないので、待ち合わせ場所であずささんが直ぐわかりました。 あずささんと和さんが自動車を下りて挨拶をしています。 続いて車の中の金さんと挨拶しました。感動の出会いでした。 和さんとあずささんでこれから行くコースを相談して、最初に屏風ヶ浦がよく見える場所に案内してもらいました。 あずささんが、屏風ヶ浦を眺めながら子供の頃あそこで泳いだ話をしてくれました。まだ、学校にプールのない時代に、金さんは長野県、和さんは埼玉県と二人とも海なし県で生まれ育ったので、話を聞いてうらやましいと思いました。 次は、地球の丸く見える丘展望館です。 展望館は愛宕山(73.6m)の頂上にあって、北は鹿島灘から筑波山を望み、東と南には太平洋の大海原を、西には屏風ケ浦や九十九里浜まで見渡せます。 スロープがないので、金さんは売店のところで眺めを楽しんで待っていました。 展望スペースからは360度の大パノラマが広がっているので、緩やかに弧を描いた水平線によって、地球の丸さを実感できるということです。 売店のおばさんが、「20年も前に建てた展望館だから・・・。」と展望スペースに上れない金さんを慰めてくれましたが、それでも、車イスで入れるトイレと障害者用の駐車場が整備されていたので助かりました。 展望館の直ぐ側に「ダンさんとカミさんのふるむ〜ん温泉」の掲示板(BBS)で知り合った思川さんが教えてくれた「風のアトリエ」がありました。 「風のアトリエ」の駐車場に自動車を停めましたが他に駐車しいている車はいません。営業時間は何時からなのでしょうか? 駐車場に車がいないので気がかりでしたが、あずささんが、店内に行って解決してくれました。 お店から男性が二人出てきて、和さんと三人で80キロの電動車椅子(金さんコミで)を持ち上げて段差の上に乗せてくれました。そこからは簡易のスロープ(板を渡してくれた)を金さんが入り口まで電動車椅子でソロソロ上って行きました。 お昼には早いので、景色を眺めながらおしゃべりとお茶を楽しみました。このお店はバリアフリーではありません。でも、お店の人の協力で車椅子の金さんも楽しめました。 例え施設がバリアフリーでなくても、車椅子の生活をしている人を心のバリアフリーで迎えてくれるそんな気持ちの良い店でした。 「風のアトリエ」は、夕陽を見ながらる食事も楽しめるので、ラブラブなカップルのデートスポットとしても推薦できます。
次に向かったのが犬吠埼灯台です。 銚子に来たからには犬吠埼灯台を見ないで帰れません。 犬吠埼灯台は銚子半島の最先端の岬に白くそそり立っていました。 この頃からポツポツ小雨が降ってきました。 ※ 参考 犬吠埼灯台について 犬吠埼灯台のすべて 案内してもらったあずささんとはこれでおわかれです。 ただ、嬉しいことにウオッセ21(水産物即売センター)に寄って帰りたいという金さん&和さんのために、あずささんがウオッセ21の場所まで案内してくれてから帰りました。ネットのお友達は有り難いですね。あずささんありがとうございました。 金さんはウオッセ21の車椅子で入れるトイレにより、和さんが水産物を買ってくるのを車で待つことにしました。本当は、ここで新鮮な海の幸をゆっくり食べてから帰ろうと思ったのですが、息子が家に帰ってから行きたい所があるというので残念ながら帰ることにしたのです。 帰路は銚子大橋を渡って神栖市に出て少し茨城県を走り千葉県に戻って、佐原香取ICから東関東自動車道に入り、湾岸線、東北自動車道路と走って往路の逆に走り、午後3時半頃家に帰りました。 |
熟年夫婦の田園生活 | 車椅子の視線から |