霧降高原とわたらせ渓谷の旅


一日目(2009.7.17)



 
○ 狂った予定

2009年7月に予定した日光の霧降高原とわたらせ渓谷の旅は、生後半年ほどの手のかかる子育ての疲れで「温泉にでも入ってゆっくりしたい」という桐生に住んでいる次女夫婦の小さな願いが発端だった。
その頃長女が、「ジャパントータルクラブ日光には行ったけれど「日光グルマンズ和牛」には寄ったことがない」と霧降高原に行きたがっていたのを思い出して、和さんが長女夫婦と次女夫婦を誘って三組でジャパントータルクラブ日光の予約を取った。
ところが、出発の前々日になって次女の赤ちゃんの魁人(かいと)が熱を出して保育園も休むというハプニングが発生した。世間では新型インフルエンザ騒ぎも起きているので無理をして行くこともない。結局、期待していた三組の家族旅行は発起人の次女夫婦が行けなくなり、金さん&和さんと長女夫婦夫婦だけで行くことになった。

初日、金さん&和さんは東北自動車道から日光宇都宮道路を通って日光に行くので、電車で行く長女夫婦と東武日光駅前で待ち合わせした。ゆっくり出かけたがランチの予約時間に少し間がある。そこで霧降の滝の見えるところで少し遊んでから「日光グルマンズ和牛」に向かった。(写真右霧降の滝)

「日光グルマンズ和牛」はジャパントータルクラブ日光に行く途中にある要予約のレストランである。和牛が美味しく旅行雑誌にも載っている人気の店だ。この日も予約客で混んでいた。しばらく待って個室に案内された。窓から霧降高原の林が見える落ち着いた部屋である。
金さん&和さんがここを利用するのはまだ数回であるが、車椅子での利用が以前よりも良くなったと思う。
ディナーは5,250円〜25,000円まであるが、ランチは3150円からである。
オードブルとサラダとコーヒーがついて6000円のステーキは美味しく長女夫婦も満足したようだ。
金さん&和さんは一度食べてみたいと予約していた通りハンバーグセットを食べた。予約していないとなかなか食べられないだけあって4000円のハンバーグも評判通りに美味しかった。(写真左 「日光グルマンズ和牛」の入り口)


ジャパントータルクラブ日光には3時前に入った。

金さん&和さんがこのクラブのメンバーになって16年以上になるで、一泊二食6300円で泊まれる。このクラブでは極端にマナーの悪い宿泊客を見かけることもないのが嬉しい。

ホテルの部屋は森の中なので静かである。いつものように金さんはしばらく昼寝、和さんがその間にゆっくり露天風呂と大風呂に行ってきた。
ジャパントータルクラブ日光のディナーはレストランの「華厳の滝」の席でいただいた。金さん&和さんはお昼にステーキを食べなかったので、ここのコースで十分満足だったが果たして若い長女夫婦にはどうだっただろうか?(写真 「ジャパントータルクラブ日光」のレスオラン)


夕食の時翌日の行動を自由行動にしようと長女夫婦と相談して決めた。
長女夫婦はいろは坂を上って中禅寺湖にバスのコースを選び、金さん&和さんは、日光には毎年のように来ているので、今回は足尾・日足(にっそく)峠ル-トと呼ばれるコースを選んだ。 このコースを選んだのは、栃木県日光市から足尾経由で、草木ダム・渡良瀬渓谷を通り群馬県の桐生市に抜けて、桐生の次女夫婦の様子を見て帰ろうという計画があったからである。

この道は、途中に渡良瀬渓谷鉄道、富弘美術館、足尾銅山観光などが点在しているので見所が多い。もう随分前になるが、改築される前の富弘美術館まで群馬県側から渡良瀬渓谷をドライブしたことがあるが、日光側からのドライブは初めてなので楽しみである。






熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から