三春滝桜と大内宿の旅


○ 大内宿 (画像をクリックすると大きくなります)

2日目 4月14日(火) 曇後雨

昨晩の天気予報では曇りから雨ということだった。
朝起きて窓の外を見ると案の定 どんよりとして風も冷たい。
いつもの旅行ではのんびりと朝食を摂って10時頃にゆっくりチェックアウト
するのだが、今日は一番に朝食を摂ろうと七時にレストランに行った。
金さんはパンで洋食、和さんは和食である。

かんぽの宿の朝食はどこでもバイキングになっている。
普段家にいるとき朝食はそれほど食べないのに、旅行すると
目が欲しくなってどうしても食べ過ぎてしまうのが難点だ(笑い)。
でも今日は二人とも腹八分目ですませ、最後にコーヒーを飲んだ。

8時頃空模様を気にしながら早めに宿を出発した。
今日はナビに誘導をまかせて会津の大内宿を観て帰る予定にしている。
磐越自動車道の磐梯熱海インターから会津若松まで高速にのり、そこからは国道118号で南下する。
「家に帰るまで降らなければいいね」と話しながら快調に進んだ。

途中ナビとは異なる「→
大内宿はなみずきライン」という看板が出ていた。
「ハナミズキの花を見られるかもしれない」と相談、急きょそちらのコースを行くことにする。
ハナミズキの花はもう終わったのかあまり見られなかったが、山間を走るその道はその頃下野街道とよばれ会津藩から関東へ通じる重要な街道の一つだったようだ。

      

      

蕗のとうを採っている夫婦? 雪が多い 大内ダム湖


街道の山道には道の脇にまだ雪が残っていたのでびっくりした。しかも、そこで車を停めて蕗のとうを採っている夫婦がいるのに再度ビックリ! 途中に大内ダム湖があった。

街道の山道を下りると大内宿への案内板が見えてきた。
大内宿は、江戸時代には今市市(現在合併して日光市になっている)と会津若松を結ぶ会津西街道の宿場町として栄えたという。
宿場町の面影を残す300m程の街道の両端に、藁葺き屋根の家々が立ち並び、各家々がお店や食堂や民宿を営んでいる。

最近は旅行雑誌やテレビの旅番組などにも多く登場しており、会津を代表する観光スポットになっている。ただ、
・冬場は観光客が少ないこと
・屋根の葺き替えに多額の費用がかかること。
・後継者不足 など課題も多いようだ。



大内宿のはずれに大駐車場があり観光客の車はすべてそこに駐めて
歩いて見学することになる。
(駐車料金:普通車300円、車椅子利用者のトイレもある)

和さんに車椅子を押してもらい宿場に向かう。

程なく茅葺き屋根の集落が見えてきた。
江戸時代にタイムスリップしたような不思議な光景である。
大内宿には、バスツアーの団体や熟年の観光客だけでなく、若い観光客もいた。





両側の家々は思い思いの土産物や名物の品々を並べて売っている。
テレビで見たことのある「ねぎ蕎麦」というのが名物のようだ。

宿場の突き当たりの小高いところに神社がありそこに上ると宿場全体が見えるそうなので
和さんに上って写真を撮ってきてもらう。








途中で栃餅の大福を食べたり甘酒を飲んだりした。















まだ11時なので昼食には早い。
そこで、前に寄ったことのある「塔のへつり」の入り口にある蕎麦屋さん(五晃苑)で食べようと
相談して大内宿を後にした。

 
                      
            五晃苑          甲子トンネル

帰路は最近開通したという国道239号線の甲子トンネルを通って
白河インターから東北自動車道に乗るルートで帰った。

3時過ぎという思ったより早く帰宅出来たので、留守番のワンちゃんたちも大喜びである。
お茶を一服してから、金さんはベットで一休み、和さんはワンちゃんと散歩に行った。


和さん 長距離安全運転ご苦労さまでした!!


   
    
 
 

熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から