新緑の那須高原を行く


一日目



2009年5月20日(水)21日(木)、金さん&和さんと、金さんの兄夫婦、姉夫婦の6人で新緑の那須高原へ旅行を楽しんで来ました。
今日の宿泊場所は那須高原にある「ブランヴェール那須」(東京都共済組合の施設)です。今回ココを選んだのは埼玉県に住む2家族と千葉県に住む1家族が一緒に旅行するのにとても便利だからです。もう一つ大事なことを忘れるところでした。車椅子の生活をしている金さんが一緒の旅行ですから、宿泊、食事、トイレなどバリアフリーの施設を考えて旅行プランをたてなければなりません。みんなの意見を聞いてプランを作るのは一番若い和さんの役割です。和さんが3家族の調整をして、泊まりを那須高原の「ブランヴェール那須」に決め予約を取りました。左上の写真は那須高原友愛の森から黒磯に向かう那須街道

初日は「ブランヴェール那須」に現地集合なので3家族ともバラバラに出かけて一日目は自由行動です。幸運にも一日目の天気は快晴です。
秩父市に住む姉夫婦は自動車ですから問題ありません。千葉県流山市に住む兄夫婦は東武野田線で大宮駅に出て東北線に乗り変え黒磯駅まで行くというので、那須についてから金さん&和さんが黒磯駅まで迎えに行くことにしました。
朝9時過ぎに出発した金さん&和さんは加須インターチェンジから東北自動車道に入り上河内サービスエリアでトイレ休憩です。ここは身障者用駐車スペースが数台分もあるのでとても便利です。

那須I.Cで高速道路を下りて那須街道に出て那須高原に向かいます。金さん&和さんで相談し今回初めて「道の駅 那須高原友愛の森」で昼食を取ることにしました。
金さんは那須和牛ステーキ丼(1900円)を和さんは旬の野菜天ぷら定食(800円)を食べましたが、那須高原で育った和牛と新鮮な野菜がたっぷりのどんぶりはどちらも美味しかったです。


 左上の写真は道の駅 友愛の森
 右の写真は那須高原友愛の森のレストラン

※ 道の駅 那須高原友愛の森 
〒325−0303
栃木県那須郡那須町大字高久乙593−8
TEL 0287−78−0233
FAX 0287−78−0235

「那須高原友愛の森」で、和さんが兄夫婦と携帯電話で連絡を取り黒磯駅まで迎えに行きました。


                  黒磯の古い親せき

兄夫婦を黒磯駅まで迎えに行ったときに、和さんが「駅から近い親せきに寄ってみたい」と言うのです。その家は江戸時代末期に名主をしていた和さんの曾祖父の兄弟が分家した家で、明治の中頃に黒磯の開拓地に移り住んだものです。和さんも子供の頃お祖母さんに連れられて来たことがあるそうです(60年近い前?)。駅前の駐車場に車を止めて金さんだけ待っている間に、和さんが手土産を持って今は洋品店をやっていると言う親せきの家を探しに行きました。
「わかるかなあ」と心配していましたが、直ぐに見つかって店にいた和さんの父親の又従兄弟(またいとこ)の老夫婦とお話が出来たそうです。古い親せきですが、「今度の旅行の途中で訪ねられて良かった」という和さんの感想でした。

旅行から帰って和さんが埼玉県上尾市に住んでいる家の昔をことをよく知る叔母さんに電話していました。叔母さんは80歳を過ぎているのに元気で、今年も友人と善光寺のご開帳と渋温泉に行ってきたそうです。和さんの話しを聞いて「それはよいことをしたねえ、私も元気なうちに黒磯の親せきに行ってみたい!」と話していたそうです。
今回の旅行で話題になることを一つ紹介しました。




黒磯駅から兄夫婦を乗せて那須高原に向かいました。
「道の駅那須高原友愛の森」の横を走る那須街道を北上して、那須観光ホテルや今晩の宿「ブランヴェール那須」への入り口の道を右手に確認し更に上ります。温泉神社を左手に見て更に進むと「殺生石」に付きました。ここは狭い駐車場ですが運良くとめることができました。
「殺生石」は、史跡として数々の伝説が残っている所で、九尾の狐の妖怪が石に化けて近づくものに毒気を当てて命を奪ったという伝説があるそうです。 駐車場の車の中にいても硫黄の臭いがすごいです。あの俳人松尾芭蕉も、奥の細道紀行のおりに訪れたことでも知られています。
兄夫婦と和さんだけが車から下りて「殺生石」の岩場を少しだけ見てきました。

休憩後は茶臼岳のロープウェイ近くまドライブし、Uターンして今日の宿「ブランヴェール那須」へ3時頃着きました。

写真右 「殺生石」


※ ブランヴェール那須

 http://www.oyadonet.com/bran/kyosai/index.html
 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本206番地 TEL 0287-76-6200 FAX 0287-76-6209

前にも確か書きましたが、金さんは兄姉とけっこう交流が深く、金さんが脳出血で倒れるまで、兄や姉とは毎年お正月に順番でそれぞれの家に集まる習慣ができていました。その習慣が崩れたのは金さんが脳出血で倒れてからです。
その後も、それぞれの家族はどこも仲良くやっているようですが、それぞれの子供たちが巣立ち夫婦だけの生活になっているので、この際、新しい形での兄姉の交流を深めようと、昨年初めて3夫婦で日光の霧降高原に一泊旅行しました。その旅行で、女性陣がゆっくり食事や温泉を楽しんで十分におしゃべりも出来たのに味を占めたようです(笑い)。
「今年も何処かへ行こうよ!」と3夫婦の意見が一致して今年の那須高原への旅行が決まったのでした。

※ 写真左上はブランヴェール那須のラウンジで 金さんと兄さん、 写真右上は 金さんと姉さん

ブランヴェール那須は東京都職員共済組合の施設で、トイレ付の和室が30室、洋室が6室(一部バス付き)、特別室2室(バス・トイレ付)、バリアフリー客室2室で、定員150名だそうです。今回の旅行も平日だったので、3室並んだ部屋の予約が取れたのはラッキーだったと思います。


※ 写真右は金さん&和さんが泊まった客室(洋室)

※ 写真右下はブランヴェール那須の広い廊下




ブランヴェール那須の良いところを上げると

@広くゆったりしている。(せせこましくない)
A清潔、綺麗
B食事が美味しい。
C欲衣が選べる。(大・中・小 好きな色から)
D売店のおみやげ10%引き
Eラウンジでコーヒーが飲める。(無料)
F大浴場・露天風呂、トレーニングルーム有り

などです。

夜はレストランでゆっくり夕食をした後、コーヒーラウンジで歓談もできました。
館内で販売しているお土産が10%割引で買えるなど女性の皆さんの評判が特に良く今年も楽しい旅行になりました。

ここは、東京都職員共済組合の施設ですが
東京都の職員やOBだけでなく、空室があると一般の方も利
用できるようなので、一度利用してみてはどうでしょうか。






熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から