信濃路お花見の旅


一日目
○ 信州高山村桜めぐり  4月26日(木) 曇(関東は小雨)
 
 和さんの運転で今年になって初めての旅である。4月26日はあいにく関東地方は朝から小雨になったが、宿を決めているので予定通りに出発した。埼玉の家を午前8時に出発し、近くの加須ICから東北自動車道に入り北上する。途中の栃木県の岩舟JCTで北関東自動車道に入り群馬県高崎方面を目指す。今まで信州へのドライブ旅行は家から国道などで高速道路の関越自動車道の花園ICまで行って高速道路に入ったので時間がかかって大変だった。それが、2011年3月に東北自動車道と関越自動車道が北関東自動車道でつながったおかげで、時間管理がしやすくなった。
 今度のドライブ旅行は4月26日から4月28日までの3日間である。一番の目的地は「日本で最も美しい村」連合にも加入している長野県の高山村に点在するしだれ桜めぐりである。もし、現地が雨で金さんが自動車から下りられない時は車内から眺める事に決めていた。そして、次の目的地を須坂市にある臥竜公園(がりゅうこうえん)に行って見ようと金さん&和さんで相談していた。
 北関東自動車道から関越自動車道に合流、東京方面に少し戻り藤岡JCTで上信越自動車道に分かれて長野方面に向かう。10時半前に甘楽(かんらパーキングエリアでトイレ休憩した。金さんは車椅子なので、高速道路でのトイレ休憩には比較的車椅子用のトイレが空いている確率の高い所を選ぶようにしている。そのためサービスエリアよりもパーキングエリアを選ぶことが多い。この日は平日なので上信越自動車道も空いていた。群馬県と長野県の県境には全長約4kmの八風山トンネルなどトンネルが多い。関東では小雨が降り続いていたが、長いトンネルを抜けて長野県に入ると雨は止んでいた。「これはついている!」と金さん&和さんは思った。上信越自動車道の長野県をゆっくりと走り11時20分頃いつも寄っている千曲川さかきパーキングエリアで2回目のトイレ休憩をして、金さん&和さんでこの先の今日の予定を相談した。結論は、雨が降っていないので高山村へ今日行ってしまうことにして、少し先の松代パーキングエリアで軽い昼食を済ませることにした。松代パーキングエリアではオススメのかき揚そば(530円)を食べたがなかなか美味しかった。
 松代パーキングエリアで、ナビを高山村役場にセットして13時少し前に古びた感じに見える役場に到着した。お昼休みのようだが、和さんが役場で桜の情報を聞いてきた。それによると、20本あるしだれ桜は咲き始めたものもあるが、まだつぼみのものもあるという。そして、「高山村の桜まつり」(4/21日から5/13日)のリーフレットをもらってきた。約20本あるというしだれ桜の半数は樹齢が200年を超えているというのが凄い。見頃には少し早いようだがせめて一番の老木である坪井のしだれ桜など見られるだけ見てかえろうと思った。
 高山村のさくらまつりは信州では知られているらしい。しだれ桜のどこの行っても平日だというのに、観光バスが何台も来ていた。ただ、しだれ桜の場所までバスが入れないところが多いので、そういう所では少し離れた場所にバスを停めてガイドさんが案内している所もあった。いつもは、4月下旬頃が見頃だというしだれ桜が、4月26日に訪れた時には少し早かったのは残念だった。桜のお花見は実に難しい。しかし、こればかりは自然現象すなわちお天気次第なのだから仕方がない。
(左上の画像は長野県高山村 右上の画像は高山村役場)

   
樹齢600年の坪井のしだれ桜   同左−満開に少し早い  同左に行く道に材木のチップが敷いてある


 
   
 水中のしだれ桜  横道のしだれ桜 随所にわかりやすい案内板がある  
     
 赤和観音のしだれ桜  帰り道− 高山村  高山村は美しい

 春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…四季それぞれの美しさを持つという高山村
村では、2008年に全国の村では2番目に早い景観条例を制定し、2010年には「日本で最も美しい村」連合に加盟するなど、村の素晴らしい景観を守るための活動を進めているという。今度秋の高山村を訪れようと思う。


※ 高山村ホームページ:http://www.vill.takayama.nagano.jp/




  


熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から