信濃路お花見の旅



二日目

 


○ 須坂市 臥竜公園  4月27日(金) 曇後晴

 和さんはぼんぼりが吊されるなど人混みのするところのお花見は好きではない。どちらかというと、人が少ない所の方がお花見には好きだという。
しかし、金さんは違う。さくらまつりなど賑わっている所も結構好きである。そんな二人が一緒に出かけるのは和さんが金さんに付き合っているかららしい(?)。
 信濃路のお花見2日目(4月27日)は須坂市の臥竜公園である。
 26日に初めて泊まったホテル国際21は、長野市の官公庁街の中心である県庁前の木立に囲まれた閑静なところにある。昨年善光寺を訪れた際、このホテルの前を通った時、@車椅子の駐車場が入り口に近いこと、A長野駅から離れていて自家用車が入りやすいこと、B比較的に善光寺にも近いこと。など、「何時か泊まって見よう」と、金さん&和さんで相談していた。
 27日は、ホテル国際21を午前9時頃出発、須坂市にある臥竜公園に午前9時半過ぎに到着した。幸運にも車椅子マークのある身障者など用の無料駐車場が直ぐに見つかった。(臥竜公園の竜ヶ池に通じるところ)
 臥竜公園はさくらまつりの期間中(4月7日〜29日)である。ただ、平日のためか?予想よりも人が少ない。
 駐車場からは車椅子で移動する。人出が少ないためか?まだ開いていない露天の売店が多い。桜を見ながら竜ヶ池の周囲を車椅子でも回れるようになっていた。はさくらまつりの期間中だというのに、肝心の桜は満開が過ぎているようだ。これも人出の少ない一因だろうと思う。
 竜ヶ池の朱塗りの橋の側で記念に金さん&和さんでデジカメ写真を写してもらった。さらに少し行くと大勢の素人写真家たち(?)が池に映る桜の風景を写しているところに出くわした。それほど混雑していない臥竜公園で面白い風景が見られたのは幸運だと思う。子供たちに人気の須坂動物園の入り口もあった。
竜ヶ池の向こう岸のボート乗り場の近くに、車椅子で利用できるトイレもあったので寄ってみた。

   


 
 

 近くの中学生たちだろうか、竜ヶ池の周囲の道を三々五々回っていた。教室の外の自然が一杯の公園などで課外授業でもやっているのであろうか?
 臥竜公園はもっと混雑している公園かと思っていたが、事前に想像していたような公園ではなかった。しかし、それはそれで信州の公園らしい風情が感じられた。


※ 須坂市観光協会(臥竜公園)のホームページ:http://www.suzaka-kankokyokai.jp/garyuukouen.php
※ 臥竜公園 住所:須坂市臥竜2-4-8  臥竜公園管理事務所
         TEL: 026-245-1770
※ ホテル国際21:http://www.kokusai21.jp/



○ 上田城跡公園


 須坂の臥竜公園での散策が早めに終わったので、2日目の宿がある鹿教湯温泉に向かう前に、「上田城に行って見よう!」話しがまとまった。金さん&和さんとも上田城は初めてである。臥竜公園を出るときにナビを上田城跡公園にセットして上田に向かうと、ここでも運良く上田城跡公園の東側にある上田市観光会館の駐車場に着いた。(無料)
 上田城は、甲斐武田氏の旧臣である真田昌幸により、1583年(天正11年)に築城された平城である。真田昌幸が二度にわたる徳川軍の攻撃を撃退した上田合戦が行われたことで有名である。現在は旧二の丸内が上田城跡公園という公園になっており、毎年花見の季節になると、多くの市民や観光客で賑わうという。また、敷地内には市営球場、市民会館、市立博物館などが置かれている。
 観光会館の駐車場にいた案内のおじさんに聞いて、上田城跡公園の東側、二の丸橋を渡って城跡公園内を散策した。城門の近くに行くと幸村殿が出迎えて、「ようこそ!幸村さまと写真を撮りましょう」と女将姿の人が言った。記念に一枚デジカメ写真を写してもらった。残念ながら上田城跡公園の桜は見頃を過ぎていた。
 上田城には、門と櫓(やぐら)だけで本丸が見あたらない。それでも真田信幸の時代に思いを寄せながら公園内をゆっくり散策した。その後で、観光会館のお蕎麦やさんで十割蕎麦セットを注文した。そして、その量に驚いた。大盛りを注文したのではないけれど、出されたお蕎麦は関東での大盛りと同じくらいある。野菜の天ぷらも付いているので金さんにはとても食べ切れそうもない。和さんに助けてもらいやっと食べ終わった。お客さんさんの中にそれの大盛りを注文している女性もいたのでまた驚いた。お蕎麦はとても美味しかった。



 
   
   

※ 上田市:http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/index.html
※ 上田城跡公園:http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/sys/20091103000001449.html




  


熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から