紅葉と世界遺産を訪ねて

○ 紅葉の山形ドライブ

2012年10月31日、11月1日、2日と
今年の秋二回目のドライブ旅行をしてきました。
行き先は
東北の紅葉と平泉の文化遺産を見てくる旅です。
10月初旬の長野・富山・岐阜のドライブ旅行から
帰ってから企画した旅行でした。
先ず最初に、金さん&和さんで相談して、
宿を「かんぽの宿 酒田」と「かんぽの宿 一関」に
決めました。
そして、この旅行で、かねてからの念願だった
@世界遺産に登録された平泉の文化遺産を見ること、
A東北の紅葉を見ること 

の二つの目的を果たそうという訳です。
ついでに、山形では米沢牛、そして岩手では前沢牛を食べてこよういう算段でした。

(上の写真は山形県の月山湖サービスエリアで)

と言っても、年々食が細くなっている金さん&和さんです。
しかも、宿はかんぽの宿です。
また、ドライブ旅行中は、お酒を殆ど飲まない金さん&和さんですので、
それほどぜいたくな旅行にはならないでしょう。
心配なのは、東北地方の天候でした。
それと、かんぽの宿のバリアフリーの部屋が空いているか? と、
かんぽの宿で家族風呂に入れるか? も気がかりでした。
東北地方の紅葉も心配でしたが、これは、運に期待するしかありません。
金さんが入れる家族風呂は「かんぽの宿の一関」にはありましたが、
「かんぽの宿酒田」にはありませんでした。

和さんが宿のバリアフリーの部屋が空いている日を電話で確認して、
先に「かんぽの宿 酒田」に泊まり、翌日「かんぽの宿 一関」 に泊まることにしました。
どちらも、初めて泊まるところです。

(下 の写真は山形県の寒河江サービスエリアで)

10月31日、いよいよ出発です。
いつものように和さんの運転で9時少し前に家を出ました。
東北自動車道の加須ICから入り、上河内サービスエリア(SA)で
コーヒーとトイレ休憩しました。
そして、福島県の国見サービスエリアで昼食休憩です。
その後村田JCTから初めての山形自動車道に入りました。
天気予報では、日本海側は雨の確率が高いようだったので、
山形県の天候が心配でした。

山形自動車道は空いていましたが、予報通り雨が降ってきました。
それも時折強く降ってきます。
「安全運転で行こうね!」と和さんに声をかけました。
そのうちに雨は小やみになってきました。

標高が上がってきたのでしょうか? 木々が紅葉しています。
両側にすすきもたくさん見えてきました。
山形JCTを過ぎた頃には雨はあがっていました。

折角の紅葉が見れないのでは?と心配しましたが、幸運に恵まれたようです。
寒河江サービスエリアと月山湖サービスエリアで二回休憩しましたが、
どちも雨は止んでいて紅葉が綺麗でした。

雨上がりの山の紅葉は素晴らしいですね。
東北の紅葉へのあこがれからたてた
今回の旅行プランは大成功だったと思います。
日程も、ドライブコースも良かったです。
山形自動車道はまだ全線開通していないようですが、
これからも、何度か来てみたい風景でした。
月山湖サービスエリアではあまりの素晴らしさに
何枚も写真を撮りました。

でも、デジカメの写真は人間の目で直接見る風景にはかないませんね。
人の身体の機能の偉大さに改めて乾杯です。


(上の写真は山形県の月山湖サービスエリアで


○ かんぽの宿 酒田


かんぽの宿 酒田には午後4時頃チェックインです。
ここの宿から日本海は見えません。
かわりに最上川と鳥海山を見ることが出来ます。
バリアフリーの部屋は302号室でした。
残念なのは、かんぽの宿 酒田には家族風呂が無いことです。
一階大浴場は様々な種類の浴槽を取り揃えているそうですが
車椅子の人は利用できません。
スペースがあるのですから身体障害者などのために、
家族風呂を整備して欲しいものです。
なお、バリアフリーの部屋にはユニットバスが付いていますが、
金さんは入りませんでした。
バリアフリーの部屋のベットに手すりがないのも不便です。
せめて、希望者には手すりを貸し出せるようにして欲しいです。

金さん&和さんが、「かんぽの宿 酒田」で利用した宿泊プランは「秋の山形満喫コース」でした。
利用料は 総額で¥23364でした。

残念なのは、冬の山形満喫コース12,000円(通常日1室2名利用、お1人様1泊2食)
鍋  物:米沢牛のしゃぶしゃぶ (自家製胡麻だれ、ぽん酢)が、12月1日からで、
秋プランには無いことでした。


かんぽの宿 酒田

 http://www.kanponoyado.japanpost.jp/yado/sakata/

〒998-8588 山形県酒田市飯森山3-17-26
TEL:0234-31-4126
FAX:0234-31-4222




○ 酒田・鳴子峡・平泉のドライブ

かんぽの宿 酒田のチェックアウトは午前8時前でした。
今にも雨が降り出しそうなので、降る前に山形から宮城に出て
鳴子峡を見てから、
東北自動車道で平泉まで行こうと思ったのです。
最上川沿いに国道47号線を走ると船下りの看板が目立ってきました。
あの松尾芭蕉も奥の細道の旅で利用したという船下りです。
その、戸沢村で目についたのが「モモカミの里 高麗館」です。
右手に突然現れた韓国風の建物にびっくりしました。
ここが、日韓友好のテーマパークで「道の駅」でもあるというのです。
レストランもありましたが、まだ9時半と時間が早いので
トイレ休憩だけにしました。
(右上の写真はモモカミの里高麗館)


再び国道47号線を今日の目的地の一つ鳴子峡に向かいます。
(写真下は鳴子峡)
鳴子峡は宮城県を代表する景勝地として
知られています。
旅の雑誌などでは、
紅葉と橋でよく知られていますね。
このドライブで、その鳴子峡に架かる橋を
通り過ぎるとき、橋の右側に大勢の人が
見えました。紅葉を見る人や写真を撮る
人たちなのでしょう。
その橋の少し先に駐車場がありました。
そこは混雑していて順番待ちです。
(無料駐車場でした)

紅葉の季節はどこも混雑しますね。
あの日光のいろは坂の数珠つなぎを何回も
経験しているのでそれに比べるとこの程度では驚きません。
少し待って車を停めたのですが、
金さんは車中で待機することにして、和さんだけ橋までデジカメを持って戻りました。
和さんが車に戻ってからデジカメを見ると、鳴子峡の紅葉の様子が良くわかりました。
無理をして混雑する橋に車椅子で行かないで良かったと思います。

山形自動車道も国道47号線も、紅葉真っ盛りの素晴らしいドライブでした。

その後国道47号線で宮城県大崎市にある「あ・ら・伊達な道の駅」で簡単な昼食とトイレ休憩をして
古川ICから東北自動車道に入り北上し平泉前沢ICで下りて中尊寺に向かいました。

※ あ・ら・伊達な道の駅
http://www.ala-date.com/




熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から