春の“いわき”ドライブ旅行


1日目(2003年05月11日(日))

バリアフリーの店を訪ねて! 
 

5月11日の日曜日は母の日です。
「40年余りのお勤めご苦労さん」と、妻をねぎらって、金さん夫婦と息子は一緒にドライブ旅行に出かけました。
行き先は太平洋に面した福島県にある「かんぽの宿いわき」です。

4,5日前、母の日の天気予報が晴マークだったので、喜んでいたのですがぬか喜びでした。
お天気マークが、前の日になって曇から雨に変わっていました。
念のため日曜日の朝の予報を見て、急きょ経路を変更することにしました。
当初の案では 加須I.Cから東北自動車道を北上し、郡山で磐越自動車道に入っていわきに出る予定でした。
日曜日は、かんぽの宿いわきに泊まり、翌日、常磐自動車道をゆっくり帰ってくる予定だったのです。

その予定を変更したのにはわけがあります。
今度のドライブ旅行では、茨城の日立市にあるとんかつ専門店とんに寄ることにしていました。
知らない土地の知らない店に寄るのですから、雨の日だけは避けたと思ったのが変更の理由です。
とんかつ専門店とんはバリアフリーの店で、今年の3月に『車椅子の視線から』のホームページを見たオーナー
からメールをもらって、ホームページにリンクしている店です。
「茨城の方に来られるときは是非ハンドを向けてくださいませ」とメールをもらっていたので、旅行の際、実際に
寄ってどんな店か見るのが楽しみでした。


 常磐自動車道を日立南ICで降りて15分ぐらい走ると
 11時45分頃店に着きました。
 入り口に近いところに、車椅子マークの駐車スペースが
 あります。バリアフリーを売りものにしているだけに
 外から店内へは段差がなくスムーズに入れました。

 店内は、照明をやや暗くした落ち着いたつくりで、
 カウンター席の他に、椅子席、座敷があります。 
 他に50人入れる宴会所
もあるそうです。

 黒っぽい制服の女性の店員さんが奥の椅子席に案内
 してくれました。
 メニューを見てヒレカツを注文しました。
 店員さんが、金さんの車椅子の目線に合わせて腰を低く
 して注文を聞いてくれたのが印象的でした。
 オーナーがいるかたずねたところ、カウンターの中にいるそうです。

忙しいのにお暇を取らせるのは心苦しいのですが、時間があったらちょっとご挨拶したい旨伝えると、オーナーに
話しに行ってくれました。後ほど席にきてくれるそうです。

ヒレカツは好きで東京に出かけたときも食べているのですが、ここの肉(茨城産の肉特に岩間町ある牧場産
)は
柔らかくて美味く最高でした。
他の
食材も地元のもの使っているということです。

「どちらにしますか?と 聞かれて選んだ麦飯も美味しかったです。
若者に嬉しいサービスでは、キャベツ、ご飯、みそ汁がおかわり自由とのことでした。
お店からのサービスでいただいたコーヒーも、香りも良くコーヒーの専門店で飲むような美味しい味でした。

店のホームページに「バリアフリーの店、トイレだけでも お立ち寄り下さい」 と宣伝しているだけあって、
車椅子生活の人の意見を聞いて作ったというトイレも、実際に使ってみて使いやすかったです。

食事が済むのを見計らったように、オーナーが席に来てくれました。
「インターネットで知り遠くからきて寄ってくれるのはメチャ嬉しいです!」と言ってくれたオーナーと帰りに
店の前で記念写真を撮ってきました。また茨城に行く機会があったら寄りたいと思いました。



「かんぽの宿いわき」に泊まる

金さんの家では、このところ旅行は、旅行先にかんぽの宿があれば宿泊はもっぱらかんぽの宿にしています。
理由は二つ、施設(トイレ、洗面、浴室など)のバリアフリー化が進んでいることと、もう一つは一泊二食付きで
約一万円で一人泊まれるからです。
年金暮らしのシニア世代にとって、経費が安くて料理が美味しいところを選ぶのもまた楽しみの一つです。


常磐自動車道のいわき中央インターから30分弱でかんぽの宿いわきに到着です。
今度のかんぽの宿いわきは、“磯の香”と、旬の鮮魚料理がウリでした。
その料理に福島の生酒を一本付け“天然温泉くじらの湯”にはいれて、一人一万円でおつりがくるのですから、
自由人の旅行に利用するには悪くありません。

 

建物は新しくてしゃれた建物でした。太平洋が近くて松林が近いのも魅力です。
晴れていると水平線に昇る朝日が素晴らしいという宣伝文句につられて選んだのですが、
残念ながらあいにくのお天気でした。
一度ではもったいないので「また、いらっしゃい!」ということでしょうか?
今回の旅行では期待していた海から昇る太陽は見られませんでした。
温泉もなかなか良いようです。
妻はゆっくりと天然温泉くじらの湯を楽しんできました。
入浴だけ利用すると1000円だそうです。
日帰りのお客さんもたくさん利用していました。
金さんは残念ながら、部屋のバリアフリーの風呂で我慢しました。

 

 

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