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| 『熟年夫婦の田園生活』 | 『車椅子の視線から』 |
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| 『熟年夫婦の田園生活』 | 『車椅子の視線から』 |
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ホームページ『車椅子の視線から』を見て金さんのところにいろいろな人からメールが届きます。その中には、昨年ＮＨＫの『福祉ネットワーク ホームページでつなぐ絆 〜脳卒中・復帰への道〜』という番組に金さんが出演したのを知っている人もいます。 届いた多くの人のメールを読むと、脳卒中の本人や家族は、みな社会復帰に必死になっているかがわかります。金さんと家族もかってそうでした。 ただ、社会復帰は本人や家族の頑張りだけではなかなか実現が難しいのも事実です。 「じゃあどうすればいいの？」と言われると返答に困ってしまうのですが。 人間が千差万別であるように、人により置かれた状況もみな違うので、 社会復帰の方法もいろいろあります。その中から自分に合った方法を見付けてください｡ ただ、過去に脳卒中で倒れた人の社会復帰の情報を知ることは無駄ではありません｡ 情報化社会が進むにつれて、そういう情報を本やインターネットで探す人も増えています。金さんのホームページ『車椅子の視線から』もそういう人に情報を提供することも目的の一つのにしています。 しかし、そういう情報だけで人間の意欲は高まるのでしょうか？ 金さんは確信しています。 感動することは人間の意欲を高めます。 感動しましょう！ 感動する方法もいろいろです。 本を読むのも良いでしょう。 映画やテレビどらまを見るのも良いでしょう。 知らない人と直接会って話しをするのも良いでしょう。 感動は心のリハビリテーションにもなるし、心を洗ってくれますよ。 金さん＆和さんが鳥取まで飛行機に乗って敬くんとみっちょマンの結婚式に出られたことは嬉しいことでした。そして、この旅行ができたおかげで大西郁美さんと息子さんに会えたことは幸運でした。 大西さんありがとうございました｡ |
○ 大西郁美さんのメール ・拝見しました：Tue, 17 May 2005 初めまして、金さん。私は鳥取に住んでいる大西です。家族は主人、子供が3人いま す。主人が転勤先のこの地でくも膜下出血で倒れてもうすぐ4年4ヶ月になります。故 郷は愛媛県ですが、長男（23歳）がこちらで就職し、長女も結婚した事も有りこの地 で住む事を主人と決め、私達も色々考えた末工務店にお願いし、去年の6月中旬家を 建てました。もちろん主人が動きやすいように１階はバリアフリーに戸は全部開き戸 にしてもらいました。土地から家が出来るまでの交渉も私独りでほとんどしました が、愛媛に居る親戚の兄にも手伝ってもらいました。今思うと自分でも女ながら良く やったと思っています。主人は家が出来る前に施設で精神的トラブルにあい、その事 が元で、入居してわずか２ヶ月で便ショックを起こし、入院しました。でも、もうす ぐ退院のめどがつきそうなので、また１からやり直そうと励ましています。金さんの ホームページを見て私も励まされました。メールを打つのもまだ初心者なので時間が かかりますがもしよければお友達に加えて下さい。宜しくお願いします。 ○金さんの返事 ・こちらこそよろしくお願いしますWed, 18 May 2005 大西郁美さんはじめまして 金さんこと金子金一です。 メール拝見しました、ありがとうございます。 ご主人がくも膜下出血で倒れて4年4ヶ月ですか、大変ですね。 くも膜下出血の人は後遺症が全く残らない人、重い後遺症が残る人 軽い後遺症が残る人の3種類あるようですが、ご主人はどんな後遺症が 残りましたか？それとも残りませんでしたか？ 仕事はどんな仕事をされていたのでしょうか？ 家の大黒柱であるご主人が倒れて、大西さんの家族みんながいろいろ 苦労されたことと思います。 そんな中で、自宅の土地から家が出来るまでの交渉を一人でやられた 郁美さんは立派だと思います。 きっとご主人も郁美さんに感謝しているのではにでしょうか？ 愛媛県から鳥取県と住む環境も違うと思いますがご家族で助け合って 楽しい暮らしをしてください。 世の中には脳卒中（脳出血・くも膜下出血・脳梗塞など）で倒れる人 が少なくありません。 昔は助からないか、寝たきりになった重い脳卒中でも、医療の進歩で 金さんのように車椅子の生活ができるまで回復する人もいます。 > お友達に加えて下さい。宜しくお願いします。 これは金さんからもお願いします。 苦労してホームページを開設してから、全国の脳卒中の本人やご家族 からメールをいただきました。 また、昨年ＮＨＫの「福祉ネットワーク」という番組に出演したときも たくさんの人からメールをいただいたり、ホームページの掲示板（BBS） に書き込みをしてもらい、インターネットの友人が増えました。 金さんも皆さんからのメールや掲示板（BBS）の書き込みで、いっぱい 元気をもらっていっます。 大西郁美さんこちらこそこれからよろしくお願いします。 追伸 明後日の5月20日甥の結婚式にでるために鳥取に旅行します。 二回目の脳出血で倒れてからは初めて飛行機に乗ります。 鳥取にはまだ一度も行ったことがありません。 楽しみにしているんですよ。 では、また。 ○ 大西郁美さんのメール ・メール有難うございました：Wed, 18 May 2005 今帰って来てメールをみました。顔も見た事もない人にメールを打つのも初めてだっ たので、心配でしたが金さんからのメールを見て嬉しさと感動で、泣いています。 （＾。＾）ｖ 主人の名前は英進（ひでゆき）こと英ちゃんです。倒れたのは１３・１・２９に会 社に行き仕事をと言う時でした。救急車で病院に運ばれるまでに、３回出血が有 り私と長男が着いた時にはすでに意識は無く、低温治療がなされていました。脳死に 近い状態でした。岡大の先生達が夕方到着して、手術をしてくれましたが、状態は一 緒でした。 その後気管切開もし、先生からは目も開けないし、意識も戻らないとも言われてい ましたがクリアーし、また水痘症にもなり、シャント術もなかなかうまくいかず４回 も受けました。そのためリハビリもたびたび中断しました。まだまだ、いろんな事が 有りましたが、リハビリの病院に移ったのは８ヶ月が過ぎていました。リハビリの病 院で６ヶ月経てその後は、家に帰りデイケアに行ったり週１回病院でリハビリも受け ていましたが今に至っています。 ・さっきの続きです：Wed, 18 May 2005 後遺症は、体幹機能障害、視覚障害（視野狭窄）、物は何でも食べれますが車椅子に 長時間座れ無い為も有り、便が出にくくなっています。でも体は動くのですが、右手 足の麻痺の法がすこし強いので、箸やスプーンを使って食べていますし、自分で車椅 子も少しこげるし、ベットへ自分で戻る事も出来る様になりました。 今英ちゃんに必要なのは、自信だと思うのですが、どうしてあげるといいのか私自 身も息詰まっています。今月末、病院側と今後の事と退院後の事を話す予定です。 金さん、５．２０（金）に本当に鳥取に来られるのですか？式場は何処ですか？１ ３時迄仕事なのでその後お会い出来ませんでしょうか？こんなチャンスめったに無い と思うので、もし時間が取れる様でしたら是非お願いします。初めての方にこんなお 願いをしてすいません！ ○金さんの返事 Re: メール有難うございました：Thu, 19 May 2005 大西郁美さん おはようございます。メールありがとうございます。 メールから倒れたときの様子がよくわかりました。 倒れたとき相当危険な状態だったのですね。 それにもかかわらず、病院での手術やその後の治療で意識も戻ったのはご主人の 生命力が強かったのと、ご家族の必死の願いが通じたのだと思います。 助かって本当に良かったですね。 新居への転居の前に施設で精神的トラブルがあり再入院されたようですが、この 病気はあせっても良くなりません。生命が助かっただけでももうけものと時間を かけてゆっくりと後遺症の回復に取り組んでいきましょう。 金さんも二回目の脳出血では脳幹部にある視床下部という生命維持に重要な役割 を果たす場所の出血でした。そこは、現代の医療では手術もできない場所だった ので、医師も本人の生命力にかけていたそうです。 しかし、奇跡はおきました。幸運に恵まれたのです。 その後の治療、リハビリテーションなどのお陰で、車椅子を使って復職できるま でに快復したのです。復職まで二年以上かかりましたが幸運だったと思います。、 > 金さん、５．２０（金）に本当に鳥取に来られるのですか？式場は何処ですか？１ > ３時迄仕事なのでその後お会い出来ませんでしょうか？こんなチャンスめったに無い > と思うので、もし時間が取れる様でしたら是非お願いします。初めての方にこんなお > 願いをしてすいません！ 鳥取には２０日についてその日は三朝温泉にある「ブランナールみささ」という 町営国民宿舎に泊まります。 ・ブランナールみささ 〒682-0123 鳥取県東伯郡三朝町三朝388-1 ＴＥＬ：（0858）43-2211 ２１日は倉吉市の教会のテレジア教会というところで、家族だけで結婚式をやり ます。式の後、様子を見て倉吉・大山観光をして、 （株）皆生グランドホテル華水亭 〒683-0001 鳥取県米子市皆生温泉 ＴＥＬ：（0859）33-0001 に泊まります。 鳥取県倉吉市に新婦の家があり、現地の行動は新郎新婦、ご家族にすべてまかせて います。 鳥取県の地図も、大西郁美さんのご住所もわからないので、お会いできるかわかり ませんがご住所は宿に来られそうな所でしょうか？ もし、どちらかの宿に来られれば金さんもお会いしたいと思います。 ○ 大西郁美さんのメール ・メールありがとうございます：Thu, 19 May 2005 金さん おはようございます。 お会い出来るなんて、本当に嬉しいです。 私達の 家は、鳥取市○○○の○○大学のすぐ近くに有ります。 ２０日の日は何時ごろホテ ルに着かれるのですか？ 倉吉の方が近いので「ブランナールみささ」の方へお会い しに行かさせて頂きたいのですが、どうでしょうか？ でも、お疲れにはなりません か？ ○金さんのメール Re: メールありがとうございます：Thu, 19 May 2005 大西郁美さん > 金さん おはようございます。 お会い出来るなんて、本当に嬉しいです。 私達の > 家は、鳥取市○○○の○○大学のすぐ近くに有ります。 ２０日の日は何時ごろホテ > ルに着かれるのですか？ 倉吉の方が近いので「ブランナールみささ」の方へお会い > しに行かさせて頂きたいのですが、どうでしょうか？ 鳥取市○○○の○○大学、地図でみると結構遠いですね。 ブランナールみささへは遅くとも夕方の６時には着いていると思います。 翌日の結婚式に疲れないようにしたいと思いますので。 > 「ブランナールみささ」の方へお会い しに行かさせて頂きたいのですが > 、どうでしょうか？ でも、お疲れにはなりませんか？ ありがとうございます。鳥取市○○○から時間はどのくらいかかりますか？ それでは、折角に機会ですので「ブランナールみささ」でお会いしましょう。 ご主人の回復のために、大西郁美さんに少しでも元気を分けてあげられれば 金さん＆和さんも嬉しいです。 では、明日鳥取で。 ○ 大西郁美さんのメール ・明日が楽しみです：Thu, 19 May 2005 お時間をつくって頂きまして、有難うございます。 長男が仕事なので、明日は 私と次男の○平（○○歳）が、お伺い出来ると思いま す。 時間の方は、○平の学校が終わってからと 思っています。多分７時半過ぎになると 思います。 明日、金さんと和さんにお会い出来るのを 楽しみにしています。 では 明日、宜しくお願いします。  ５月２０日金さん＆和さんが大西郁美さんと洋平君に「ブランナールみささ」で合いました。金さん＆和さんが７時半頃夕食のために エレベーターで二階に下りて、 車椅子で食堂のある方向へ行こうとすると、 「金さんでしょうか？」と呼び止めるひとがいます。それが大西郁美さんと洋平君でした。 あいさつして 「時間は自宅からここまでどの位かかりましたか？」と聞くと 「一時間くらいです」「今日はこの町営国民宿舎に空いている部屋があったのでここに泊まることにしました」 と言うので安心しました。 そこで、夕食後一階のロビーでお話しました。 洋平君がバリアフリーの家の写真、お父さんと愛犬の写真などを見せてくれた。 お話しの後で記念に写真を撮りました。大西郁美さんがご主人に「ビデオレターを贈りたいのでご協力お願いできますか？」というので喜んで協力しました。 写真は「ブランナールみささ」での「金さんと大西郁美さんと洋平君の写真です。 お話しできて大西郁美さんが感激して泣いていました。 和さんももらい泣きしていました。金さんも胸にグッとくるものがあり感動しました。 ○ 大西郁美さんのメール ・ありがとうございます：Tue, 24 May 2005 金さん おはようございます。 先日は お忙しい中時間をさいて頂き、有難うご ざいました。 疲れは出ていませんか？ 甥ごさんの結婚式はどうでしたか？ いい お天気で良かったですね。 ２１日（土）外泊してきた主人に、○平も金さんにお会いして嬉しかった様で「金 さんは凄い人だったよ。」と、伝え 本も頂いて少し読んだ事や、金さんのホーム ページに一緒に写した写真を載せて下さる事も、その夜は、金さんと和さんの話で花 が咲いて（すみません）いました。 金さんも和さんもクシャミは、出ませんでした か？ 私自身、主人や色んな事に対してわだかまりを持っていましたが、金さん・和さん にお会いでき 主人とも色々と話が出来た事で 吹っ切れた様に思います。 主人も、金さん和さんからのビデオレターを見て「金さんと知り合えて良かった。 自分も頑張って輪を広げたい。自分独りじゃないんだなあ。」と、言って泣いて喜ん でいました。 金さんと和さんを見習って焦らず、自分のペースで周りをあまり気にせず、ゆっく りと歩いていこうと 主人と話しています。 金さんに頂いた本を主人にも読んであ げています。 金さん和さん本当に有難うございました。そして、これからもよろしく お願いし ます。 ○金さんの返事 Re: ありがとうございます：Tue, 24 May 2005 大西郁美さん 金さんです。先日はお会いしてお話しが出来て金さん＆和さんも嬉しかったです。 甥の結婚式も素晴らしい結婚式でした。 家族と少しの友人が出席しただけの新婦が幼稚園時代お世話になった教会での 結婚式でしたが、新郎も新婦も、双方のご両親も感激していました。 結婚式のことも、大西郁美さんと○平くんにお会いしたこともホームページで 紹介したいと思います。 準備にしばらく時間がかかるのでお待ちください。 天候にも恵まれて鳥取旅行は本当に良かったです。結婚式が済んだ後で大山を 見にドライブしてきました。添付写真を見てください。 「大山の写真」 ご主人も喜んでくれたとのこと、本当に良かったです。 退院してからもご自分のペースで焦らずにやってください。 家族の愛情がいっぱいあるとご主人の回復も早いと思います。 こちらこそ、これからもよろしくお願いします。 では、ご家族の皆さんによろしくお伝えください。 ○大西郁美さんのメール ・本 読んでいます ：Thu, 26 May 2005 金さん 和さんこんにちは。 写真 有難うございます。 あの日お天気も良かったので、写真の中の金さんと和さんの姿が 一層まぶしく見え ました。 洋平も、金さんと和さんにお会いした事を 担任の先生に話をしたらしく、先生か ら 「洋平君が、嬉しそうに生き生きと 話してくれました。」と、連絡帳に書いて くれていました。 今、少しずつ本を読ませて頂いています。今まで主人の方から、余り要求した事が 無かったのに、「金さんの本を読んでくれないか！」と、言ってくれる様になりまし た。 また、「何がきっかけで人と出会うか分からないけど、その出会い一つ一つを 大切にしていかないといけない。」とも、主人が、昨日言っていました。 きっかけやチャンスを、創るのもつかむのも 自分自身の気持ちの 切り替え一つ なのかも知れないと、私は思っています。 金さんと和さんとの出会いも、私たち家 族にとって その一つになる様頑張ります。
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