九十九里・銚子ドライブ旅行



目次

○ 春のドライブ旅行
○ 一路外房へ
○ かんぽの宿旭九十九里温泉
○ 銚子



○ 春のドライブ旅行

 3月8日(木)と9日(金)、金さん&和さんと息子の3人で千葉県旭市にある「かんぽの宿旭九十九里温泉に泊まり、翌日、銚子の観光地を散策してきました。このところ何年も寒い季節は旅行に行っていないのですが、この冬は暖冬で暖かい日が多かったので出かけることにしたのです。
 旅行先は、「銚子に行ってみようよ!」と言う金さんに和さんが同調してすんなり決まりました。犬吠埼周辺にもホテルはいくつかありますが、泊まる宿はバリアフリーの面で先行している「かんぽの宿旭(あさひ)九十九里温泉」と決めていました。急な旅行なので、ここに4室ある特別和洋室が空いているか心配しましたが、最初に予定した日より10日ほど遅れた8日(木)が空いていて予約できました。

 金さん&和さんの旅行にはいつも楽しみがあります。今度の旅行ではこの土地に住んでいるという金さんのネットの友人に会えることと、金さん&和さんともに銚子は初めてなので、「犬吠崎の他にも屏風ヶ浦などに行けたら嬉しいな!」、という二重の楽しみがありました。その楽しみがどちらも実現したのは、ネットの友人であるあずささんのおかげと感謝しています。

 あずささん、いろいろありがとうございました。

      (画像はかんぽの宿旭九十九里温泉で)


  ※ ドライブ旅行で気をつけていること

車椅子生活をしている金さんが、旅行で一番気をつけているのが障害者用トイレの場所の確認です。 高速道路ではSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)に身体障害者用トイレが必ずあるので心配していませんが、高速道路のないところでは、主に道の駅を利用しています。しかし、残念なことに道の駅などの公共用のトイレが無い所も少なくありません。そこで、この頃の金さんは、用心のためにドライブ旅行に携帯用のミニトイレと介護パンツを利用しています。

携帯用のミニトイレは、バリアフリーの部屋が満室で取れないときに普通の洋室の部屋を利用するときなどにも使っています。普通の洋室の部屋のトイレは必ず部屋の床と段差があるので、深夜トイレに起きて行くのが、本人(金さん)も介護人(和さん)も大変なので、携帯用のミニトイレを利用しています。
介護パンツは、最近利用するようになりました。それまでは金さんのプライドが邪魔をしてなかなかはけなかったのですが、はいてみると思わぬ効用があることを発見しました。というのは、介護パンツをはいていると安心するのかトイレの間隔がはかない時より長くなることです。これは、「いざとなったら介護パンツの中にすればいい!」という安心感が脳に働いてトイレが我慢できるからではないかと金さんは考えています。

※ 体幹障害がある金さんは携帯用のミニトイレも一人では利用できません。妻の和さんの助けを借りて利用しています。

※ 身体障害者用トイレのマークは決まっていません。車いすの画像は障害者のための国際シンボルマークですが、トイレにもよく使われています。

金さんの旅行必需品

  






○ 一路外房へ 3月 8日(木)

久しぶりに息子も一緒に行ってくれるというので、夜勤明けの息子が帰るのを待ってから家を出発したので10時近くになっていました。3人で旅行すると犬と猫の心配をしなければなりません。動物のホテルに預けたこともありますが、今回は一泊なので多めに食料と水を和さんが与えて行くことにしました。自動車で出発する3人を見て犬も猫も「いつもと様子が違う!」
と、わかるのでしょう。心持ちさびしそうです。

加須インターから東北自動車道に入り東京方面に向かいます。浦和から首都高につながっているので、南下して葛西から湾岸線、東関東自動車道路を走ると11時頃には富里インターチェンジ (IC)につきました。富里 (IC)で下りて、国道296号線を多古町までゆっくり走ると「あと5キロで道の駅」の看板が見えました。高速道路のサービスエリアには必ず障害者用トイレがありますが、高速道路を出てからは、車イスで利用できるトイレを探すのは楽ではありません。ただ、近年は、全国どこをドライブ旅行しても道の駅
随所に設置されているので助かります。今度の旅行でも「道の駅多古あじさい館」に寄ってトイレ休憩と昼食をとりました。

道の駅「多古」あじさい館は、国道296号線栗山川多古大橋のたもとにあります。ここでは、多古米、産直野菜、新鮮な農作物などが沢山取り揃えてありました。
あじさいの咲く頃は栗山川の美しい風景とともにあじさいが楽しめるそうです。
この日あじさい館で面白い光景が目に入りました。ちょうどお昼どきなので、ここか、近くで働いている年配の女性が食事のあとぼんやりと栗山川の方を見ていました。また、その近くの席では、どこかの会社か団体の人でしょうか?待ちあわせをしている人と携帯電話で連絡を取っていました。しばらくすると待ちあわせをしている連れが来て、二人であじさい館の窓の外にあるベンチに並んで何か話していました。

休憩が済むと出発です。あじさい館を出てしばらく走ると、匝瑳市(そうさし) という、難しい名前の市を通りました。匝瑳市(そうさし)はあまり見かけない珍しい漢字が市の名前に使われています。気になったので、旅行から帰ってから調べると、匝瑳市(そうさし)のホームページに市名の由来が載っていました。

匝瑳市(そうさし)
平成18年1月23日、八日市場市と野栄町が合併して「匝瑳市」が誕生しました。匝瑳市は、千葉県の北東部に位置し、みどり豊かな恵まれた大自然と歴史のある街です。 

 市の名称について
 
(詳しくは匝瑳市のホームページをご覧ください(※金さん))

            ・・・匝瑳市(そうさし)ホームページより引用・・・


匝瑳市から旭市に入ると、砂防林の間から太平洋が見えてきました。
旭九十九里温泉はもうすぐです。


  


熟年夫婦の田園生活 車椅子の視線から