2007年かんぽの宿大洗 




11月に関東地方のかんぽの宿の案内状が届いていた。その中に「かんぽの宿大洗」の「あんこう鍋コース」と「あんこうフルコース」があった。金さん&和さんは勤めているころ冬場の忘年会や飲み会で時々あんこう鍋やあん肝を食べていた。息子に「あんこう鍋を食べに行かないか?」と誘うと「夜勤明けの日だったら行くよ」という。どうやら肉好きの息子もあんこう鍋に少し興味があるようだ。
和さんが「かんぽの宿大洗」に12月17日のバリアフリー室が空いているか?予約の電話をいれると、17日は既に先約があると言う。ただ、12月18日の火曜日ならバリアフリー室が空いているということだった。金さん&和さんだけならいつでも良いのだが、今回は息子の都合に合わせて行くことにしているので17日はかえられない、そこで6室ある洋室ならまだ空いていることを確認して予約した。(写真はかんぽの宿大洗のレストランから見える那珂川と海門橋)
普通の洋室は、トイレ・洗面所・浴室に段差があるので車椅子利用者には使いにくい。ただし、金さんは他のかんぽの宿でも、バリアフリー対応客室が空いていない時は普通の洋室が使えたので大洗でも利用してみることにしたのである。
インターネットで調べると幸いここにも家族風呂があったので夕食の前に入れるように一緒に予約してもらった。
12月17日夜勤から戻った息子を乗せて10時頃に出発した。家から「かんぽの宿大洗」へ行くコースは東北自動車道で佐野インターまで行き、国道50号線を水戸に向かうのが早そうである。しかし時間がタップリある今回は国道4号線のバイパスを北上して結城から国道50号線で水戸方面にに向かい友部I.Cで北関東自動車道に乗る予定にしていた。運転する和さんがロードマップを詳しく調べていたので金さんは概ね和さん任せである。
驚いたのは、予定していた友部I.Cより手前の友部西I.Cから北関東自動車道が開通していたことだった。
北関東自動車道の全線が開通すると、群馬、栃木、茨城の北関東3県の地域連携が盛んになり、産業経済や周辺の発展にも大きく寄与する。そして、いつも渋滞しているらしい国道50号線が緩和されるのもメリットだという。確かに今回走った国道50号線は渋滞がひどかった。
北関東自動車道で東北自動車道と関越自動車道が結ばれると、金さん&和さんの家から長野県に向かうのにも今より便利になりそうである。
北関東自動車道と東水戸道路の高速道路を乗り継ぐと大洗に12時半ごろ着いた。「どこかでお昼を食べてから「かんぽの宿大洗」に行く予定が、経路の途中に車椅子で使えるトイレが見つからないので我慢していたが限界である。相談して、間違いなく車椅子で使えるトイレがある「かんぽの宿大洗」に寄ってからもう一度海岸の方へ観光に行こうと決めた。結局そこのレストランで軽いお昼も済ませた。


大洗リゾートアウトレット(RESORT OUTLETS OARAI)へ行ってみた。駐車場に結構自動車が多いのでもっと人が多いのかと思ったが意外に少なかった。人が集まらなければ当然のことながら売り上げも伸びない。冬場の海のリゾート地は人集めが大変そうだ。エクセルシオールカフェで期間限定の美味しいコーヒーを飲んだ。




車椅子用のトイレは一階と二階に二カ所ずつあった。





大洗リゾートアウトレットから見えるところに大洗〜苫小牧を結ぶ商船三井フェリー株式会社の『さんふらわあ ふらの』が停泊していた。船体の赤さびが気になったが金さん&和さんで北海道旅行に使うことを検討したフェリーである。

金さんの他に車椅子のお客さんのカップルがバリアフリーの部屋の先約だった。
普通の洋室に泊まった金さんは部屋の浴室を使わないで夕食前に金さん&和さんで家族風呂に入った。
夜の「あんこうフルコース」は、メーンの鍋はもちろんのこと、あんこうの肝刺し・供酢・そして唐揚げと他にもあんこうを取り入れた料理が並びあんこう好きに金さん&和さんでも食べきれなかった。
それでも、最後にあんこうの雑炊で締めくくった。
かんぽの宿大洗のお客さんはあんこう目当てのリピーターが多いようである。若い利用客は少ないように感じたが、中高年の人には人気があるようで、夕食と朝食に利用した、レストラン「さざ波」は夜も朝も一杯だった。

参考

※ 大洗町公式ホームページ
※ かんぽの宿大洗
※ かんぽの宿ホームページ


   


車椅子の視線から』 熟年夫婦の旅行記(バリアフリーの旅行記) 熟年夫婦の田園生活

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