−権兵衛トンネル−


奈良井宿→権兵衛トンネル→みのわ温泉 ながた荘

奈良井宿では約二時間見学して午後3時半頃に切り上げた。
木曽路の次は伊那路である。伊那路に行く方法は二通りある。
一つは、国道19号をもう一度岡谷まで戻り中央自動車道を南下する方法、
二つ目は、奈良井宿から国道19号を少し南下し、「権兵衛(ごんべえトンネル」を抜ける
方法である。
金さん&和さんは、迷うことなく「権兵衛トンネル」を抜ける通る方法を選んだ。

伊那地方と木曽地方は、長い間中央アルプスにより円滑な交流が阻まれてきたと言う。
それが、12年という難工事の末に、平成18年(2006年)2月、「権兵衛トンネル」開通
により長年の悲願が達成。
通勤・通学や買い物など地域の住民の生活圏の拡大をもたらしただけでなく、
伊那・木曽地方を訪れる観光客なども便利になった。また、貨物車両の増大などによる物流にも大きな影響を与えた画期的な出来事であったという、「権兵衛トンネル」の開通、今度の旅行で、その「権兵衛トンネル」を通って今晩の宿泊地、上伊那郡箕輪町にある「みのわ温泉ながた荘」へ向かうのが金さん&和さんの楽しみの一つだった。
「権兵衛トンネル」の開通により、通年交通を実現させた「伊那木曽連絡道路」を、実際に走れたのが嬉しかった。

※ 伊那木曽連絡道路 :長野県公式ホームページ

 



 

−高齢者や車椅子利用者にも便利な宿−

 
 「みのわ温泉 ながた荘」は、箕輪町の第三セクター「株式会社みのわ振興公社」が運営する公共の宿である。
中央自動車道の伊北インターから約5分のところにあり、中央アルプスに連なる山の麓の閑静な赤松林の中に立つ一軒宿である。
ロビーに入ると、古い民家をイメージした太いはり(梁)と柱、それに囲炉裏(いろり)が目に入る。
金さん&和さんはチェックインを済ませて部屋の鍵を借り、一階の奥まったところにある予約してあった「6畳+ベッドルーム」に入った。この部屋は車椅子で利用できる完全バリアフリーの部屋で、2名で利用する場合一名11,000円の部屋である。部屋の直ぐ側に貸し切り風呂があるのも気に入った。ハンデキャプ対応の部屋はこの部屋だけらしい。5名ぐらいまでなら泊まれそうである。金さん&和さんは、ベッドルームだけ使い6畳の畳のところはあまり使わなかった。

 
   6畳+ベッドルーム  部屋のトイレ
     
 ロビー  料理  貸し切り風呂で

みのわ温泉は、ここのホームページによると伊那谷随一の湯量、湯温を誇る名湯だと言う。
和さんが女性露天風呂で会った女性も、「泉質が良いので時々諏訪から日帰り温泉に入りに来るんですよ」と話していた言う。
美肌の湯と評判なほど泉質が良くて、大人500円/小学生300円で利用できるというのも魅力らしい。
金さん&和さんで貸し切り風呂に入り、後で和さんは別に一人で大浴場と露天風呂に入った。
入った後も肌がつるつるしている。
和さんも「みのわ温泉の湯は良かった、機会があったらまた行きたい!」と話していた。

貸切風呂(家族の湯)は、宿泊者の場合 1時間1,000円で借りられる。
バリアフリー浴室なので、介助があれば金さんのように車椅子利用者も利用できるのが嬉しい。

金さんもまた、機会を作って「みのわ温泉 ながた荘」に泊まりたいと思う。

今回の旅行で残念だったことは、折角箕輪町のみのわ温泉に泊まりながら、赤そばの里に寄れなかったことである。
しかし、いつの日か見に来たいものだ。

※ みのわ温泉 ながた荘
〒399-4601
長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪3733-18
TEL:0265-79-2682
FAX:0265-79-0338

箕輪町のホームページ:http://www.town.minowa.nagano.jp/

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