車椅子の視線から あこがれの尾瀬 そば処「報徳庵」 日本ロマンチック街道 大清水湿原 熟年夫婦の田園生活

   ドライブ旅行 −大清水湿原へ
    


○ 大清水湿原  

車を停めてバリアフリーのトイレに寄ってから大清水休憩所に入ると、尾瀬の写真が掲示されている所に「尾瀬と東京電力」のパンフレットが置かれていて、何組かの人が熱心に見ていました。
和さんが売店で大清水湿原の場所を聞くと、店員が指さして、「すぐそこです。残念なことにミズバショウはもう終わったんですよ。ニッコウキスゲには少し早いし、これからは秋の紅葉の時季も綺麗ですよ」と親切に教えてくれました。今回は大清水湿原の下見ですから、ミズバショウの白い花が見られないのは仕方ありません。車椅子で湿原に行くと、入り口に看板がありました。

尾瀬の入口にある「大清水湿原」は、お年寄りや車椅子の人も楽しめる湿原です。
大清水湿原の概要は、HPの「おでかけバリアフリー」に詳しくでています。金さん&和さんもこれを見て今回の計画をたてました。

バスの終点大清水の駐車場の横に広がる大きな湿原、尾瀬の登山口にあるここが、尾瀬で最も早くミズバショウが咲くということです。尾瀬ヶ原や尾瀬沼と違い、歩いて峠を越さなくても花を見られることから、多くの観光客がここを訪れ賑わいをみせるそうです。
ここの木道は、東京電力が設置したものですが、足の不自由な人でも車椅子で湿原を見られるように、木道の幅を広くし両端に縁を設けて車椅子が落ちないようにするなど、いろいろ工夫がされています。大清水にある公衆トイレには、車椅子のまま利用できるバリアフリーのトイレが併設されています。

群馬・福島・新潟、3県の県境に位置する尾瀬は、その神秘的な美しさと貴重な自然の宝庫であることから、国立公園ならびに特別天然記念物に指定されています。
この「尾瀬」と東京電力が、どのような関係にあるのか、不思議に思われる方が多いでしょう。実は金さんもその一人でした。尾瀬の情報を調べていて初めて知ったのですが、東京電力は、尾瀬の群馬県側の全て、尾瀬全体の約7割の土地を所有しているのです。
また、尾瀬に連なる戸倉山林も所有しており、これらの面積をあわせると山手線の内側の約3倍に相当する広さになるということです。

尾瀬の貴重な自然を後世に伝えるためには、所有者がたくさんいるよりも、かえってそのことが良かったのかも知れません。今度の大清水湿原へのドライブ旅行はいろいろ勉強になった旅行でした。

※参考リンク

おでかけバリアフリー

ようこそ尾瀬・サイトへ 

片品村観光協会公式サイト

片品村観光協会 大清水(2006年)、(2007年

尾瀬保護財団

TEPCO : TEPCOのとりくみ | 尾瀬と東京電力 貴重自然を守るために

尾瀬のマップ:東京電力


※ 下は、「尾瀬と東京電力」のパンフレットにのっていました。
  5月の初旬ごろ来るとミズバショウが見られるそうです。





 
  


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