○ラフォーレ倶楽部ホテル白馬八方 8月21日家を9時半頃に出発。関越自動車道の寄居PA、上信越自動車道の横川PA、千曲川坂城PAでトイレ休憩,横川では軽い昼食も取った。 上信越自動車道の長野インターチェンジで下りて長野市と白馬村を結ぶオリンピック道路に出る。途中の道の駅「ぽかぽかランド美麻」で休憩し、一泊目の宿の「ラフォーレ倶楽部ホテル白馬八方」へ午後3時半頃に到着した。 ラフォーレ倶楽部ホテル白馬八方は、1998年の長野オリンピックで、ジャンプ競技が行われたジャンプ台の近くを通り、白馬村みそら野の別荘地にあった。 ここは、ラフォーレ倶楽部が経営する冬はスキー、夏は避暑地として知られているホテルである。 ラフォーレ倶楽部には東京都職員の福利厚生事業などを担当する法人として設立された東京都福利厚生事業団が法人契約をしていた。東京都の職員は退職後も利用できるのでありがたい。金さん&和さんが、全国に展開しているラフォーレ倶楽部のホテルを利用するのはここが初めてである。利用して食事やサービスなどが良かったら他のホテルも利用して見ようと思う。 チェックインして通された部屋は32.4uある洋室だった。このホテルにバリアフリーの部屋は無かったが、持参した四点杖を右手に持ち、和さんに左手を引いてもらって、トイレと洗面所を使った。 ホテルには、大浴場と露天風呂があったが、バリアフリーではなかったので金さんはあきらめ和さんだけが利用した。 レストランは、上の写真の左手に位置し座席数が100席ある。難点は、ロビーを通ってレストランに行くのに、スロープが無いので階段を7,8段下りなければならないことである。金さんの場合、夕食の時も朝食の時も、レストランのスタッフが車椅子に座ったままで階段の上り下りを手伝ってくれたので助かった。 料理は洋食を選んだが量もちょうどよく美味しかった。 夏休み一泊二食付きで10,400円は高くないと思った。 ※ ホテルのフロントへは、写真の階段を上らなくても右手にある障害者用の駐車スペースからスロープを使って行ける。 ※ 体幹に障害のある金さん、意識しないで撮った写真は、ご覧のように右に大きく傾いている。 ※ 左上の画像はラフォーレ倶楽部ホテル白馬八方のトップページ よりお借りした。 ※ ラフォーレ倶楽部ホテル白馬八方 ※ 白馬村公式サイト ○ ラフォーレ白馬美術館 ラフォーレ白馬美術館には22日の朝、ホテルをチェックアウトしてから、和さんに車椅子を押してもらってでかけた。ホテルの隣地、静かな林の中に美術館があった。ホテルの利用者に割引券が配布されていた。 ここはマルク・シャガール専門の美術館で、約480点収蔵しているシャガールの版画作品のうち常時120点を展示しているという。 幻想的な画風で知られるシャガールの版画作品を、初期の銅版画から晩年の作品まで展示しているので、特に女性に人気が高いという。 入り口を入って直ぐの所に、シャガールの生涯と作品がマルチ・オートスライドで見られる映像コーナーがあるので、作品の変遷などを事前に学んでから展示作品を見ると良いと、受付の女性が教えてくれた。 金さん&和さんが映像コーナーで学んだ後、銅版画の展示室に行こうとして車椅子を押す和さんが困った顔をして立ち止まった。美術館の受付にいた女性従業員が心配して見に来た。上り坂がスロープでなく石を敷いて出来ており段差もかなりある。「ココは諦めようか?」と、和さんが言ったが、なお、諦めきれない金さんが逡巡していると、そこに家族連れがやってきて「お手伝いしましょうか?」と、声をかけてくれた。 男性が二人いる家族に手伝ってもらって銅版画の展示室にも行くことができた。展示されている総ての作品を見ることが出来たのは、あの時知らない人たちに助けてもらったおかげと感謝している。 ウェディング ここの美術館では大自然のスクリーンを目の前に、幻想的なシャガールの作品に見守られながら行われる白馬美術館音楽堂の人前挙式もできるという。
※ ラフォーレ白馬美術館