車椅子の視線から』 北アルプスの麓の村 嬉しい友人の訪問 元気なおばあちゃん 小川村と鬼無里 熟年夫婦の田園生活

 小川村と鬼無里
  

○ 信濃信州新線

8月24日いよいよ帰る日である。
朝から晴れているので、牧野島城址を見てから小川村に行き、山越えの道をドライブして鬼無里(2005年1月1日長野市と合併)に下りて見ようと金さん&和さんで相談した。22日に白馬村から行こうとして、天気が悪いのであきらめたコースである。
鬼無里からは、戸隠に出るコースもあるが、今回は長野市内に出て、上信越自動車道で帰ろうという計画である。
随分前に、信州新町から山越えに県道36号で小川村に抜けたことがある。その時の「道が狭い」という記憶が、国道19号線を長野方面に旧信更村安庭まで戻り、オリンピック道路にでて小川村に向かう道を選ばせた。

小川村の役場の側から、鬼無里へ抜ける県道36号信濃信州新線を自動車で走るのは初めてである。すこし走ると「豊かそうな村だわねえ」と、和さんが言った。このところ、信州のいろんな所をドライブしているので、そこが豊かか貧しいか何となく雰囲気でわかる。
白馬村もそうだった。
観光地を抱えているので、村に活気があるのだ。白馬村のホームページを見ると、人口の減少傾向が増加傾向に変わってきたという。
「平成の大合併」という、進行中の国の方針に従って、漫然と合併を進めるのではなく、村や町のままで、地方自治を活かして行こうと努力しているように思えて嬉しかった。
小川村から長野市の鬼無里まで信濃信州新線をドライブして驚いたことがある。それは、小川村を走る間は道幅が広くて走りやすいのに、鬼無里側に下って行くと道幅が狭く、その上くねくねとカーブが多く走りにくいのだ。オデッセイを運転する和さんが、対向車が来ると停まって待っていることが何度もあった。

小川村でアルプス展望広場、高山寺、
風と緑のロマン館で車をとめたが、アルプスは
残念なことに雲に隠れていた。
和さんの話では、高山寺は信濃三十三札所で
境内に 見事な.三重塔があるという。


風と緑のロマン館は宿泊もできるし、食堂もあるのに、入り口が4段の石段でスロープがないので、車椅子利用者は利用できない。
残念なことである。


※ 小川村ホームページ


○鬼無里

鬼無里でおやきの「いろは堂」に寄ってきた。
前から鬼無里に行く機会があったら寄ってみようと思っていたのである。

この店のおやきは、野菜ミックス、きりぼし大根、かぼちゃ、粒あん、あざみ(山菜)、しめじ、野沢菜、ねぎみそ
と種類が豊富である。
ここのおやきは、皮に少しそば粉を入れるのが特徴で、高温窯で焼くから皮はもっちり・ふっくら、表面がカリッと香ばしい。
信州では、いろいろなおやきが作られているので、食べ比べるのも楽しみである。
車椅子で店内に入る時、お店の人が手伝ってくれた。店にはお客さんが何人かいた。
頂いたおやきとお茶が美味しかった。
店の並びにある工場では大勢の女性が働いていた。工場の並びに喫茶・ギャラリーもある。

昼食は、鬼無里歴史民族資料館前にある「そば処・鬼無里」で、地元の母さん達が心を込めて打つという、手打ち蕎麦を食べた。美味しかった。

※ いろは堂のホームページ

○家路へ

鬼無里から、長野市街に向かう途中で道を間違えた。裾花川に沿って行けば自然と長野市街に入るはずだったのに、ナビに頼ったのが失敗だった。ナビを上信越自動車道の長野インターチェンジ にセットしていたので、裾花ダムの所で脇道に行くよう指示されたのである。
その山道を小田切支所の側を通って安茂里の小市に下り、国道19号線を小田切ダムまで戻って、後はいつも通る道を長野インターに向かった。


上信越自動車道は空いていた。
長野県境を越えて群馬県に入ると
妙義連峰の一つだろうか?
見慣れた山が見えてきた。

今年の信州旅行ではいろいろな思い出ができた。
ダンさん&カミさんにお会いできたし、
同級生のお母さんとも話ができた。


白馬村や小谷村、小川村や旧鬼無里村、旧小田切村、旧安茂里村、旧大岡村にもドライブしてきた。行くたびに変わっている長野県の市町村だけれど、その中で変わらないものがあった。美しい景観と素朴で人なつこい「信州の人」である。


 
(2007夏の思い出(信州旅行))

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